療養型高齢者施設に引き取られた一匹の猫が、入居者が最期を迎えるタイミングを予知し、100人を超える入居者の死を見守ったという。

 匿名掲示板サイトRedditのあるユーザーによると、オスカーという名の猫が高齢者施設に引き取られた際、施設側も想定していなかった行動を起こしたようだ。

 このユーザーは「入居者に死が近づいていると感知すると、オスカーがその入居者の最期を看取るように傍らにいた。結果的に100人以上の入居者の死を予知していた」と語った。

 オスカーの行動に、ネットユーザーからは「最期の時に心の癒しを与えてくれた」と感心の声が上がっている。

 さらに別のユーザーは次のように書き込んだ。

「オスカーはアメリカ合衆国ロードアイランド州プロヴィデンスにあるスティア・ハウス高齢者療養施設に引き取られた。最初は療養猫として飼われていたが、施設側が気付くと、オスカーは入居者にあまり興味を示さず、ひとり静かにしていることが多かった。ところが、ある日、ひとりの入居者に強い愛着を示し始めた。するとその入居者が数日後に亡くなった。施設の職員は、オスカーが何らかの理由で入居者の最期が近いと感知し、その際にだけ入居者の側に寄り添うのだと気付いた。ある時、職員が特定の高齢者に死が迫っていると判断し、オスカーを側に置いてみたが、オスカーは別の健康そうな高齢者の側に行ってしまった。すると、その健康に見えた高齢者が数日後に亡くなったのだ。生涯を通してオスカーは100人以上の入居者の死を正確に予知し、その最期を優しく見守った。オスカーは2022年2月22日、17歳で亡くなった」

 このような動物の不思議な力に、ほかのユーザーからも体験談が寄せられている。

「昔、介護施設で働いていた時のことだ。100歳の入居者の最期が近づいていた。施設の猫ルーイが、その入居者の部屋で時間を過ごし始めた。入居者の娘は猫の存在が母の死を意味すると気付き、猫を追い出せと要求してきたが、結局猫の予知は的中した」

「動物が人の病気を嗅ぎ分けられるのは、体内で分泌される化学物質の違いを感知しているからだろう。がん患者でさえ、犬はある程度分かるらしい」

「最期を愛猫に看取られるなんて、それほど悪くはない」「死は誰にでも訪れる。オスカーに導かれて来世に旅立てるなら、私は嬉しい」と肯定的な声も上がった。

 やはり猫や犬には人間にはない特別な力があるのだろうか。いずれにしろ最期の時を愛するペットと過ごせるのなら、それは悪くないのかもしれない。

関連記事:Mirror Online

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

提供元・TOCANA

【関連記事】
初心者が投資を始めるなら、何がおすすめ?
航空機から撮影された「UFO動画」が公開される! “フェニックスの光”に似た奇妙な4つの発光体
有名百貨店・デパートどこの株主優待がおすすめ?
ネッシーは巨大ウナギではない! 統計的調査結果から数学者が正体を予測
積立NISAで月1万円を投資した場合の利益はいくらになる?