仕事やプライベートの悩みを誰かに聞いてほしいと思ったことがある人も多いのではないでしょうか。ただ、話を聞いてくれる人が常にそばにいるとは限らないものです。
TIS株式会社は、生成AI搭載のチャットボットを活用し、ユーザーの発言に共感・傾聴するAIチャット「ふう」の実証実験を4月から開始しました。
会話を通じてメンタルヘルスケア
AIチャット「ふう」は悩みや不安を会話形式で入力でき、頷きや共感、要約、問いかけなどにより話題を促すというもの。ユーザーの経験を理解・尊重し、受け入れることを重要視する「クライエント中心療法」の傾聴技法が使われています。
「ふう」を使うことにより、ユーザーの気持ちの切り替えや言語化による自己理解、安心感の醸成につなげ、穏やかな気持ちをもたらすことが目的とのことです。
「ふう」のモチーフは田舎のおばあちゃん家のネコ。無機質なAIではなく、親しみやすいキャラクターになっています。
同社の生成AI搭載のチャットボット「Dialog Play」が活用されており、生成AIだけでは達成しづらい細かなAI発言の調整もできるとのことです。
実証実験の概要
期間:4月より3カ月程度を予定。 ※期間は変更となる場合があります。
対象者:身近な人には話しづらい悩みや不安を募らせている個人。
概要:実証実験参加者に対し、「ふう」を利用できる無料チケットを付与。実証実験中は任意回答のアンケートを定期的に実施予定。
<参照>
TIS、共感AIチャット「ふう」の実証実験を開始