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せっかく集中して仕事に取り組んでいたのに同僚から声をかけられる。クライアントから連絡が入る。正直煩わしい「割りこみタスク」は、他人が起こす行動だから減らせないし仕方ない。そう考える人は多い。

しかし実は、ちょっとした行動・習慣を続けることで極小化できる。そう語るのは時短コンサルタントの滝川徹氏。今回は、滝川氏の著書『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング) 』より割りこみタスクを極小化する秘訣の解説を、再構成してお届けします。

「割りこみが好きではない」を暗に伝える方法

基本的に割りこみタスクは外部の要因によって発生するものだ。他者とのかかわりで仕事をする以上、発生頻度をゼロにすることは難しいだろう。しかし極小化することはできる。

そのひとつの方法が「私は割りこまれるのが好きではありません」というメッセージを暗に周りに伝えていくことだ。「上司やクライアントにそんなことが言えるか!」と思っただろうか。だがこれはそんなに難しいことではないのだ。いくつか私が日頃心がけていることをお伝えしよう。

ひとつは、上司や同僚から「今ちょっといいかな?」などと声をかけられたときに条件反射で「はい」と素直に応じないようにする。特にタスクに集中しているときは「急ぎでなければ、これが終わったあとでもいいですか?」と確認するようにしている。