エイリアンを探しに行ったまま帰って来ない2人の男性が遺体で発見された――。彼らの不可解な死は今も波紋を呼び続けている。
■鉛のアイマスクをした2人の謎の死
1966年8月20日午後、ブラジル、リオ・デ・ジャネイロ州ニテロイの林の中で地面に仰向けになった外傷のない2人の遺体が発見された。
第一発見者は凧揚げをしていた18歳の青年で、通報を受けて駆けつけた警察官と消防士は、共にスーツの上からレインコートを着た2体の遺体が地面に並んでいるのを確認した。奇妙なことに2人の顔の目元は鉛の板でできたアイマスクで覆われていた。
遺体の周囲からは水筒、タオル、小さなノートが見つかった。
ノートを調べてみるとこには「16:30 指定の場所に到着。18:30 カプセルを摂取。効果が現れたら金属を保護し、信号マスクを待つ」という記述があった。
2人の身元はすぐにわかり、共にブラジルの電子技術者であるミゲル・ホ
2人共首都の北東の町の住民で、遺体発見の3日前に出発し、サンパウロで仕事に使う道具と車を買う予定だったと家族は語っている。
道中で彼らはレインコートを買い、水筒に入れるミネラルウォーターを買うためにバーに行った。そのバーのウェイトレスは、ミゲルが「とても緊張している」ように見えたと説明している。
検死解剖でも彼らの死因は判明せず、さまざまな憶測を呼ぶことになった。その中でも次の3つの仮説が有力視されている。
1.薬物のオーバードース
彼らの近しい友人によると、2人は“科学的スピリチュアリズム”に傾倒しており、サイケデリクス(幻覚剤)を服用してエイリアンと接触するなどのスピリチュアル体験を得ていたという。ここで薬物を服用してエイリアンを招聘しようとしたのかもしれない。
2.UFOとの遭遇
遺体発見現場の近くに住んでいる家族はその当日、遺体が発見された場所の上空に浮かぶオレンジ色に光る楕円形のUFOを目撃したと証言している。2人が鉛のアイマスクをしていたのは、UFOの強烈な光から目を守るためではないのかとも指摘する。このUFOによる何らかの影響で彼らの命が奪われたのだろうか。
3.騙されて毒物を飲まされた
ノートに記された文に「カプセルを摂取」とあることから、第三者に騙されて毒物のカプセルを飲んで死亡したのではないかという。
発見時の遺体の腐敗が進んでいたため毒物検査ができなかったというが、ここで何かを服用した気配は濃厚であるようだ。UFOに出会えることを信じて2人はここにやってきたのだろうか。今から真相が判明することがあるとは考え難いが、今後も折に触れて話題になりそうな未解決事件である。
参考:「Mirror」ほか
文=仲田しんじ
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提供元・TOCANA
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