数十年前、ネッシーを捕まえるためにネス湖に移住し、以降ずっとネス湖の観察を続けていることで有名な男性が、ある意味ネッシーよりも稀な気象現象の撮影に成功して話題になっている。
ネッシー研究家のスティーブ・フェルサム氏は、1991年にスコットランドのネス湖に移住して以来、33年間という驚異的な長さでネッシーを探し続けていることで知られており、ギネスの世界記録も所有している人物だ。そんな彼が8日月曜日の午後、「これまで見たこともないもの」を目撃し記録に成功したことで話題になった。
その日、ネッシーが現れるかもしれないと水面を観察していたフェルサムは、水平線上に奇妙な雲が出現している事に気づいた。垂れ込めた雲の一部はそのまま下方に伸びていき、見事な漏斗雲が形成されていったのである。
フェルサム氏によれば、その奇妙な気象現象は4分ほど続いただけで消えてしまったという。「もっと大きくなるのか、それとも移動するのかわかりませんでした」と彼は語る。
長年ネッシー追い求めてきた彼にとって、この珍しく幻想的な漏斗雲の目撃は慰めのようなものかもしれない。しかしネス湖でこのような気象現象が確認されたのは初めてのことなので、これは彼の前に伝説の生物がついに姿を現す兆候ではないか?とする意見もあるようだ。
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文=加藤史紀(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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提供元・TOCANA
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