静岡新聞社は、駿府博物館にて、特別展「模型の系譜-静岡から世界へ プラモデル100年展」を7月20日から9月8日にかけて開催すると発表した。

静岡の誇るプラモデルの魅力を振り返り、近未来像を探る特別展を駿府博物館で開催
▲特別展「模型の系譜-静岡から世界へ プラモデル100年展」(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

 静岡市は世界でも有数のプラモデルメーカー集積地だ。今回の特別展は今年創業100年を迎えた「青島文化教材社」に焦点を絞り、プラモデルの魅力を紹介する。

 青島文化教材社は、1924年に青嶋次郎氏が静岡市で模型を生業として「青嶋飛行機研究所」を設立したことにルーツを持つ。

 展覧会で歴史を振り返ると、プラモデルが時代の鏡であることがわかる。

 プラモデルは国策で軍事教育の重要性が強調されたころ、木製の飛行機模型づくりが推奨され、生産量を大幅に伸ばした。

 その後時代の特徴も反映し、1970年代の「スーパーカーブーム」や、映画やテレビドラマの中の登場車両なども、幅広い年齢層のファンを集めた。二輪、軍艦も根強いファンがいる。

静岡の誇るプラモデルの魅力を振り返り、近未来像を探る特別展を駿府博物館で開催
▲情感のこもった自転車©青島文化教材社(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

 見逃せないのが、プラモデルの部品を入れた箱に描かれた完成イメージ図「ボックスアート」の存在だ。

 半世紀以上前の作品からも、迫力、臨場感がひしひしと伝わってくるボックスアートは想像力をかき立ててくれる。

静岡の誇るプラモデルの魅力を振り返り、近未来像を探る特別展を駿府博物館で開催
▲一世を風靡した「デコトラ」©青島文化教材社(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

 8月2日と8月7日には、小学生と保護者を対象にしたプラモデル教室を開催。人気自動車、キャラクターから選んで、作ることができる。

 プラモデル教室には事前申し込みと入館料が必要となり、締め切りは7月19日(金)。メールで申し込みが可能だ。

静岡の誇るプラモデルの魅力を振り返り、近未来像を探る特別展を駿府博物館で開催
▲周辺の風景も細やかに描かれた電車©青島文化教材社(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

■特別展「模型の系譜-静岡から世界へ プラモデル100年展」イベント概要
会場:駿府博物館(静岡市駿河区登呂3-1-1 静岡 新聞放送会館別館2階)
会期:2024年7月20日(土)~9月8日(日)
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時半まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館)
観覧料:高校生以上 800円 中学生以下、障がい者手帳ご提示の方は無料
主催:駿府博物館(公益財団法人静岡新聞・静岡放送文化福祉事業団)、静岡新聞社・静岡放送
後援:静岡市、焼津市、藤枝市、静岡市教育委員会、焼津市教育委員会、藤枝市教育委員会
特別協力:青島文化教材社

■プラモデル教室 申し込みは以下のURLからどうぞ
http://www.sbs-bunkafukushi.com/museum/exhibi/1093064.html

提供元・CAR and DRIVER

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