■雪に埋もれた女性の遺体発見

当時は雪が積もっており、気温はマイナス10℃の極寒だった。通行人から警察に通報があったようで、駆け付けた警察官らが雪に埋もれた状態の女性を発見。置き去りにされてから約10時間後のことで、救急車が呼ばれるも死亡が確認された。

警察は当初、本件を「事故」としていたが、現場近くの監視カメラの映像を確認したところ、車から女性を引きずり降ろす男の姿が映っていたことから、「事件」に切り替えた。

他にも男が女性のジャケット、帽子、手袋などを、車から投げ捨てる様子が映っていた。

■監視カメラに男の姿

男の車が走り去った後、女性はしばらく生きていたようで、手足を動かして体を起こそうとする様子がうかがえたという。しかし男が去ってから2時間後、力尽きた女性は横たわったまま動かなくなった。

映像からは男の車のナンバーも確認できたそうで、すぐに身元が判明。捜査員が自宅に向かい事情を聴くと、男は女性と飲み歩いたことを認めて、「早く家に帰らなければならなかった」などと説明した。

また、女性を雪の中に置き去りにした理由については、「なぜそんなことをしたのか覚えていない」などと話したという。