■実家に逃げていた兄

病院までの道のりも遠く時間がかかり、義理の姉は搬送中の救急車のなかで出産。同乗していた男性が兄に代わって励まし続け、病室でも付き添うことになった。

そして逃走から8時間が経過した頃、やっと兄が病室に姿を現した。なんと実家に帰り、父親と一緒に過ごしていたという。

男性は兄を連れて病院の外へ出てから、「赤ちゃんが生まれて父親になるというのに逃げるとは、あまりにも愚かで情けない」と怒鳴りつけた。