アインホールディングス(以下、アインHD)は7月3日、インテリアショップ「フランフラン(Francfranc)」を展開するFrancfranc(本社:東京都港区、代表:佐野一幸)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。Francfrancの株式は、2024年6月末時点で日本成長投資アライアンス(J-GIA)が59.63%、2023年9月末時点で創業者の髙島郁夫氏が代表を務めるBLUE WEDGEが25.47%、2024年2月末時点でセブン&アイ・ホールディングスが14.90%を保有している。買収額は約499億円。

アインHDは、調剤薬局チェーンを主軸にするファーマシー事業とコスメ&ドラッグストア「アインズ&トルぺ(AINZ&TULPE)」のリテール事業を全国で展開している。アインHDは、20代から30代を中心とした顧客層を抱えるFrancfrancを傘下に収めることで、「アインズ&トルぺ」との補完関係を構築できると判断した。

Francfrancは1990年に創業し、2023年8月期決算は、売上高は394億8400万円、営業利益は25億6800万円、当期純利益は11億9400万円で、増収減益だった。現在は、国内に152店舗、海外に9店舗を展開している。一方、「アインズ&トルぺ」は83店舗を展開しており、それぞれのブランドの商品を双方の店舗で販売していくことでリテール事業をさらに拡大させていく考えだ。Francfranc創業者の高島郁夫氏は2021年8月末に社長を退任している。

文・セブツー編集部/提供元・SEVENTIE TWO

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