5月下旬、三重県津市の町屋海岸へ投げキス釣りに出かけた。雨上がりの悪条件にもかかわらず、キス11~16cmを10匹キャッチ。この記事では、キス釣りのポイントや仕掛けの工夫、サーフフィッシングの魅力を詳しく解説する。
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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤拓摩)
町屋海岸で投げキス釣り
釣行前日にエサを購入して準備をした。天気予報は雨のち曇り、夜から降りだした雨は、起床するころにはやんでいた。曇天の空を見て「ラッキー」。午前中は曇りマークに変わっている。「これは行くしかない」と、釣り具を車に積み込んで出発した。けれど途中から雨粒がフロントガラスにポツポツと当たりだした。
午前8時前に到着したが、弱い雨がパラパラ。雨具を着れば大丈夫だと思ったが、アレッ!雨具がない。車に乗せたつもりが置き忘れてしまった。
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車で待機していると30分ほどで空が少し明るくなって雨はやんだ。今がチャンスと浜へ出る。貸し切り状態だが、雨上がりの砂浜は足元も道具も砂まみれになる。どこからサオを出そうかと思案していると、砂浜から海に向かって少し突き出たコンクリート製の排水口が2つあったので、白塚漁港寄りの排水口からサオを出すことにした。
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80mで本命キスヒット
海は雨の影響で少し濁りが入っている。潮は小潮で干満差が少なく条件的にはあまり良くない。しかし満潮時間が午前11時46分なので上げ潮に期待した。手返しを早くするためにハリ数は3本。イシゴカイを半分にカットしてハリに刺した。
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正面の沖へ60mほど投げ込む。仕掛けが着底したらイトフケを取り、ゆっくりリールを巻いてはストップを繰り返してイシゴカイをアピールする。手前までサビいてもアタリなし。少し左右に投げ分けて探っても反応がない。
飛距離を80mにアップすると、プルプルとアタリが出た。海面から顔を出したのは15cmのキス。小型でもキスがいることが分かってヤル気が出た。
サーフフィッシングは大人気
飛距離を90m、100mと徐々に伸ばしていく。コンコンとアタリが出たらその場で止めて追い食いを待つ。トントンとアタリが出てキスのダブルヒットに成功。気づくと釣り人も増え、投げ1人とルアーマン2人がサオを出していた。キスを追って接岸するフィッシュイーターのマゴチを狙っているのだろう。サーフフィッシングは大人気だ。
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アタリがなくなると左右に投げ分けてポツリポツリと小型中心に追加していく。重いのでゴミかと思ったらカニ(リリース)。小さいアタリにリールを巻くと、急に重くなってクイクイと引きが伝わる。正体はちびっ子のワカシだった。写真を撮ってリリースした。
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