通報したのは看護師

男性はケアが必要な状態で、定期的に看護師などの医療関係者が男性宅を訪問。この日も、看護師が男性宅に来たところだった。

当時男性宅には、看護師のほか男性のパートナーの女(69)がいた。男性と女の関係は15年以上になり、同棲もしていたという。

女はカウチで寝ていて、男性の容態に気付かなったと主張。気付いたのは看護師で、男性のお世話をしようとしたところで、警察に通報するに至ったそうだ。

女の友人が警察にタレコミ

捜査員によると、男性に外傷はなく不自然な点もないことから、寝たまま死亡した「自然死」と結論付けられた。ところが翌日、ある女性から警察にタレコミが入り、事態は一変した。

警察に連絡したのは女の30年来の友人と名乗る人物で、「女が男性を殺害した」というのだ。男性が自宅に戻って来てからというもの、女は男性の介護に嫌悪感を示して、友人によく愚痴をこぼしていたそうだ。