■娘は頭部外傷のケガ
職員がただちにズズを巧みにおびき寄せ、少女から遠ざけることに成功すると、その隙に別の職員たちが少女を救出した。少女は頭部や体を固い地面に強打したことで、脳震盪、頭部外傷、打撲、擦過傷などを負い、現在もタシケント市内の病院で治療を受けている。
警察はその後、母親の身柄を拘束し、殺人容疑の疑いで起訴。最大で懲役15年の有罪判決が下される可能性があるという。
■母親に漂っていた異変
動物園の職員たちは当時の状況について、「小さな女の子を抱いた若い女性の様子が変だ、という情報が見学者から寄せられ、職員たちで現場へ向かいました」「明らかに様子がおかしく、女性をなだめるなどしていましたが、彼女は制止を振り切って、柵の中へと子供を投げ落としました」と話している。
母親の犯行動機についてはいまだ不明だが、入院中の娘はショックのせいか動揺が見られ、常に看護師たちが付き添っているという。