--出口王仁三郎を襲った宇宙人!? 金星から来た霊王と「大本」の秘密を宗教・オカルトの専門家・神ノ國ヲが解説!
――大本教とUFOに関係があるのですか?
(神ノ國ヲ) 明治33年(1900年)に「大本」教の出口なお、王仁三郎、弟子の四方春吉の三人が、鞍馬山で奇妙な現象に遭遇しているのです。検証する限り、彼らがUFOや宇宙人と少なくとも「第三種接近遭遇(空飛ぶ円盤の搭乗員と接触すること)」を果たしていた可能性があるのです。段階的「接近遭遇」とは言うまでもなく、アメリカ空軍と未確認飛行物体を調査したアレン・ハイネック博士の分類です。ハイネック博士にならえば、おそらく出口なお、出口王仁三郎は「第五種接近遭遇(人類と宇宙人とが直接対話・通信を行うこと)」まで到達していたのではないでしょうか。
――第五種…宇宙人と対話・通信していたということですか!?
(神ノ國ヲ) まず場所から確定しましょう。遭遇した正確な地点は不明ですが、地域としては、あの「鞍馬山」です。「鞍馬」といえば、京都では天狗伝説・発祥の地であり、悲劇の武将「源義経」の修行の場でもありますね。
伝説の地である一方、「鞍馬山」が物理的におかしい場所であることは見逃せない事実です。鞍馬山は、赤道付近より移動してきて、一億数千万年かけて現在地に隆起した海底火山の一部だといわれます。硫化鉄を含む「鞍馬石」は有名ですし、鞍馬山では、樹木の根が土に入れないまま、地を這っています。かなり独特で異様な空間ですよ。
この地には鑑真の高弟・鑑禎(がんてい)によって開山された「鞍馬寺」があります。もともと天台宗のお寺だったのですが、昭和22年(1947年)、鞍馬寺は天台宗を離れ、「鞍馬弘教」(くらまこうきょう)の総本山となります。鞍馬弘教は「神智学」の強い影響下で成立しました。「神智学協会」は、1875年にブラヴァツキー夫人らが米国で設立した心霊主義の団体です。ヒンドゥー教、仏教など東洋宗教を西洋へと紹介し、欧米では「ニューエイジ運動」の先鞭をつけ、日本ではオカルティズムの先駆けとなった団体です。
「鞍馬弘教」は、千手観音、毘沙門天、護法魔王尊の三柱を本尊として、「尊天(全生命を支える宇宙エネルギー)」を祀るようになるのです。とくに「護法魔王尊」は、650万年前に金星から地球の鞍馬山に飛来した「地球の霊王にして力そのもの」、永遠的存在だといわれます。金星から来た霊王ですよ…?
――なんと! では、鞍馬山は古代よりUFOの飛来地だった?
(神ノ國ヲ) 可能性は否定できませんね。つまり、その傍証となる報告が、明治33年(1900年)に、大本・出口なお、王仁三郎らの鞍馬山で奇妙な現象との遭遇なのです。
当時より鞍馬山は霊能者が訪れると「魔王の試練」と呼ばれる怪奇現象が多発していたようです。そして20世紀の幕開け、1900年の秋ごろ、出口なお62才、王仁三郎29才が、弟子・四方春吉を連れて鞍馬山を三日間訪れた。すると、初日夜には、誰もいない空から春吉の頭に法衣が降ってきた。あたりを見渡すと、暗闇で異様に光りながら、こちらを睨む目をみたそうです。二日目には、大蛇と大ガマが表れて襲い掛かってきた。しかし王仁三郎が金剛杖で殴り倒して追い払ったそうです。三日目には、修行に向かう出口なおの前に柱よりも太い鬼の腕が現れ、出口なおの胸倉を掴んだそうです。しかし、出口なおは「御冗談なさいますな」と平然とその手を払いのけた。すると、男性の大きな笑い声が森に響いたそうです。
――その怪異がすなわち地球外のもの?
(神ノ國ヲ) おそらく、出口なお、王仁三郎、四方春吉が遭遇した怪奇現象こそ、金星経由で飛来したUFOによる「魔王の試練」だったのです。
新宗教「大本」は、のちに、軍部に大迫害を受け、1935年の「大本事件」で壊滅状態になります。しかし、なぜ、あそこまで大本が迫害されたのか。いわば、土着の民間信仰から始まり、とくに害のないスピリチュアル混じりの「世界平和、人類救済」を訴える団体を、時の政府・軍部があれほどまでに恐れる必要はないのです。となると、別の理由を考えざるを得ません。
まず大本の国会や軍部への影響力は凄まじく、出口なおと王仁三郎は「怪物」と呼ばれました。いわば宗教的天才だったのです。では、その天才の影響力の源、政府と軍部が恐怖した理由は一体何だったのか。その答えが、1900年の鞍馬山で出口らに授けられた地球外に由来する宇宙エネルギーの転用開発・精神感応技術だったのではないでしょうか。
想定される事実は、こうです。おそらく混迷と戦乱極まる20世紀の幕開けに際し、古代より鞍馬山に拠点を置いていた宇宙人は、出口なおと王仁三郎を選び、「魔王の試練」を課した。試験をパスした出口らは、人類を救済すべく活動を展開した。そして救済方法として「護法魔王尊」に象徴される宇宙エネルギーの転用技術が存在していた。当然、政府・軍部は、それを軍事利用し、世界に覇を唱えたい。しかし、出口らは決してよしとは言わない。結果、大迫害となる。
つまり第五種接近遭遇(地球外生命体との対話・通信)こそが、「大本」の秘密である可能性が、1900年の秋の鞍馬山から導き出されるのです。激動の前世紀を経た21世紀現在、果たして「魔王の試練」に適う日本人がいるのでしょうか。
※当記事は2021年の記事を再編集して掲載しています。
文=神ノ國ヲ
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提供元・TOCANA
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