皇后陛下が園遊会に遅刻して招待者を散々待たせ、しかもタレント相手の無駄なおしゃべりが続いたという話と、英国訪問は一泊330万円の部屋に6泊で日程はスカスカ、オックスフォード訪問だけは充実と、ついに本当のことを書きました。

ただし、不思議なことに、これだけ思いきって皇后陛下批判をしながら扱いはベタ記事。トップは小池さんの8年ですがまったく内容なし。おそらく最初は女帝批判をぶち上げるつもりだったのが、ビビってしまい東京都の女帝批判でお茶を濁したと推測されます。

実は私も、プレジデント・オンラインに「天皇陛下だけが足を運ぶ「歪な皇室外交」でいいのか…両陛下の「英国訪問成功」を手放しで喜んではいけないワケ 皇室が英国王室にすり寄っているように見える」という記事を書きました。

タイトルになっているのは、日本の天皇は英国を頻繁に訪問するが、むこうからはエリザベス女王が一度来ただけという不均衡を批判したことですが、むしろ内容的にはスカスカの日程が主眼でした。

文春砲は、行事への雅子さまの出席率は41%とありますが、そもそも雅子さまだけでなく陛下の日程もスカスカだったのです。たとえば、食事の機会は12回あったのですが、陛下は4回だけ。つまり打率三割です。あとは、雅子様と水入らずで私的にお召し上がり。

昭和天皇や上皇さまの国賓訪問のときは、ほぼすべての食事が公務だったのと大違いです。これはさすがに宮内庁だけの判断とも考えられず、さすがに陛下に苦言を呈すべきことかと思います。

私はかねてから、皇后陛下の公務が控えめであることは仕方ないが、陛下までそれに合わせるのはおかしい、また皇族方にも二年に一回くらいは私的な海外旅行を少人数でさせてあげたらいいことで、それをしない代わりにスカスカの国賓訪問というのは、あらゆる意味でするべきでないと考えます。

おりしも、「光る君へ」では一条天皇の定子中宮への思いを廷臣たちが批判するのがテーマ。狙ってぶつけたとしたら大石静さんもたいしたものです。