都民のウェルビーイング。
well(よい)とbeing(状態)からなる言葉のことを言います。世界保健機関(WHO)では、ウェルビーイングのことを 個人や社会のよい状態と定義されています。国でもデジタル庁を中心にウェルビーイング(地域幸福度)指標の導入などに取り組んでいたりします。
ウェルビーイングの視点での政策論争はあまりみられないのは残念なところです。
いや、そんなキラキラワードは意味不明だ!ウェルビーイング以前の問題だ!という方も多いでしょう。
物価高騰は近年すごいものがあります。建設費の高騰を受けて23区の新築マンションの平均価格も1億円を超えてしまっています。「タワマンを変えるのは上流国民か外国人」「普通に生きていても東京に住めない」という実感を多くの人が感じていると思います。今回は都民の生活実感を確認しましょう。
(前回:東京経済は本当に順調なのか?:EBPMで見る都知事選政策検証①)
都民の考え令和5年度都民生活に関する世論調査を見てみましょう。その結果を見ると、3つの面から特徴が明らかになります。