たびこふれ編集部のシンジーノです。
兵庫県に養父市という町があります。
なんと読むか、知っていますか?
ようちち? ようふ? ぎふ?
正しくは"やぶ"と読みます。
養父市のキャッチフレーズは「なにかと"読めない"まち」です。(うまいこといいますね!)
兵庫県最高峰の氷ノ山(ひょうのせん)から流れ出る清らかな水に恵まれた自然豊かな土地で、空気がきれい、星がきれいに見える、お米が美味しい町です。
個人的には涼しくて爽やかな朝がお気に入りです。
都会の喧騒に疲れた人にぴったりの穏やかで落ちつく町。
養父で生まれ育ち、いったんは都会に憧れて故郷を離れ、再びUターンでこの町に帰ってきた人に、養父市の印象を尋ねると、こう返ってきました。
「ひとことでいうと、ホッとする町かな。一度町を出てみてわかりました。養父の町は落ちつくな~って」
この記事では、そんな養父のまだまだ知られていない魅力をご紹介します。
養父市の概要
養父市は、2004年4月、兵庫県養父郡の八鹿(ようか)町・養父(やぶ)町・大屋(おおや)町および関宮町の4町が合併して生まれました。
今年市政20周年を迎えます。
人口は22,129人(令和2年)、兵庫県北部の但馬地域に位置し、面積は兵庫県の5%、但馬地域の約20%を占めています。
代表的な魅力としては400年の歴史を持つ「朝倉山椒」と棚田。
養父市のイメージキャラクターは "やっぷー"
兵庫県最高峰の氷ノ山のブナ林に住んでいる妖精です。
養父市の魅力1. 400年の歴史を持つ朝倉山椒
朝倉山椒の特徴は、大粒で香り高く、辛みがまろやかで上品な味だという点です。
鮮やかな緑色が食欲を掻き立てます。粒が他の山椒に比べて大きいのがすぐわかります。
道の駅ようか但馬蔵には朝倉山椒関連の商品がたくさん並びます。
養父市の魅力2. 棚田
鉢伏(はちぶせ)山の中腹、標高700mの地点に位置する別宮の棚田。約100枚の田んぼが棚田を形成しています。
棚田の背後には兵庫県最高峰の氷ノ山(ひょうのせん)を望む、絶景スポットです。
「棚田を観に来るにはいつの季節が良いですか?」と棚田を耕作している西谷さんに尋ねたら
「田植えの後ももちろんいいけど、1年中いいよ。毎日ここに来てるけど毎日写真撮りたくなるほど美しいからね」と答えられました。
空気が澄みきっているのがよくわかります。
養父市の魅力3. その他
養父市は朝倉山椒と棚田以外にも見どころがあります。
天滝(てんだき)
「日本の滝百選」にも選定された落差98mの名瀑。水の柱が天から降ってくるかのような大迫力です。
樽見の大桜
樹齢1000年を越えるといわれるエドヒガン桜で、その昔、出石藩のお殿様が花見に訪れたといわれる桜の名所。
環境省認定 星が最も輝いてみえる場所 全国一位を獲得したことも
養父市へのアクセス
車
京都から約2時間30分
姫路から約1時間30分
大阪から約2時間
神戸から約1時間30分
JR(八鹿駅下車)
京都から(特急で)約2時間
大阪から(特急で)約2時間10分
神戸から(特急で)約2時間10分
最後に
養父市は全国的な知名度は高くないですが、旅人を温かく迎える人、自然、美しい風景、グルメがあなたを待っています。
名前だけでなく、"なにかと読めない" 深みを持つ養父市。
徳川家康にも献上された400年の歴史を持つ朝倉山椒。毎日写真を撮りたくなるほど美しい別宮の棚田。「星が最も輝いて見える場所」全国第一位に選ばれたこともある養父市にぜひ一度お訪ねください。
文・写真・シンジーノ/提供元・たびこふれ
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