サイバーエージェント、マンガAI翻訳の専門組織「AIローカライズセンター」を設立
(画像=『RTB SQUARE』より 引用)

サイバーエージェントはAI事業本部において、AIを活用し漫画などの海外展開に向けたローカライズを支援する専門組織「AIローカライズセンター」を2024年6月に新設しました。

マンガAI翻訳の領域ではオレンジ社が24年5月に小学館などから総額29.2億円を調達、また6月にMantra社が集英社、小学館、KADOKAWA、スクウェア・エニックス・ホールディングスなどから総額7億8000万円を調達するなど、非常に注目が高い領域になっています。

同社は、広告クリエイティブへのAI活用や、独自日本語LLMの開発などの背景に、AIを活用し漫画などの海外展開に向けたローカライズを支援する専門組織「AIローカライズセンター」を設立しました。これまで当社が取り組んできたインターネット広告の知見を活かし、漫画やアニメ、ゲームなどの海外展開における国や地域の文化や特性を考慮したデジタルマーケティングの戦略策定および実行支援を行うとともに、多言語対応や文脈理解のAI研究を強化し各配信国や地域に合わせたローカライズ支援に取り組んでいきます。

AI研究では当社がこれまで取り組んできた高度な自然言語処理技術を応用し、擬音語や擬態語などのオノマトぺといった日本語作品ならではの特殊な表現や意味・文脈理解の研究をはじめ、作品の配信対象となる国や地域の文化・慣習、宗教や法律、表現規制を考慮した最適な表現方法と原作の一貫性を保つためのルール制定作業や翻訳業務などへのAI活用を視野に入れています。原作者はもちろん作品に携わる翻訳者や写植者、編集者など全てのクリエイターの作業をサポートするAI技術の研究に尽力するとしています。

提供元・RTB SQUARE

【関連記事】
アプリ内広告とは? 〜仕組みから単価・収益まで徹底解説!〜
アジャイルメディア・ネットワーク、元副社長の石動力氏が業務上横領で逮捕
朝日新聞社、ABC発行部数で450万部下回る
博報堂DYHD、時価総額約1,000億円減少
マイナビ、JX通信社と資本提携