茨城県行方市と道の駅いたこは、立教大学観光学部の学生のアイデアをもとに、株式会社JCBトラベルの協力を得て、「さつまいもあん」を開発しました。
この商品は、行方市の特産品であるサツマイモのうち、形がふぞろいで市場に出回らないものを使用しています。7月10日(水)から、ふるさと納税の返礼品として提供され、道の駅いたこでも販売されます。
学生のアイデアから生まれた新商品
「さつまいもあん」は、パンやスイーツ、和菓子などさまざまな料理に使えるという“万能ペースト”です。行方市のサツマイモは品質が高く、甘みと柔らかさが特長だそうです。
商品化にあたり、立教大学観光学部の学生が授業で行方市の現状と課題を学び、フィールドワークを通じて「出荷されないサツマイモを再評価するアイデア」を提案しました。
このアイデアをもとに、行方市の外郭団体である一般社団法人行方市まちづくり推進機構と株式会社JCBトラベルが協力し、商品化が実現しました。
地域資源の活用とSDGsへの貢献
「さつまいもあん」の開発は、地域資源の有効活用と食品ロス削減、環境保護を目指すSDGsの理念に基づいているといいます。行方市や道の駅いたこは、この商品を通じて地域の農業を支援し、持続可能な社会の実現を目指しているとのことです。
事前のテストマーケティングでは、道の駅いたこでの試験販売で100個を完売したそうです。
商品情報
商品名:さつまいもあん
ふるさと納税の取扱自治体:茨城県行方市、潮来市
ふるさと納税寄附金額:6,000円(3個入り)、11,000円(6個入り)
店頭販売価格:540円
取扱店:道の駅いたこ
<参照>
「産・学・官」連携で食品ロスを削減する「さつまいもあん」開発