バイクツーリングをはじめ、移動時にナビアプリをスマホで使うのは当たり前となっている昨今。
ライダーの約7割がナビアプリを利用しているという。

そんなナビアプリにバイク専用の『MOTTO GO(モットゴー)』がパイオニアからリリースされた。
月額だと400円(税込)、年間コースだと4000円(税込)。3日間のコースなら1回につき250円(税込)とリーズナブルなのも魅力!
無料のGoogleマップのナビや、Yahoo!カーナビなどもあるじゃん?と思うかもしれないが、ツーリングマップルの情報を取り入れ、ルート案内、渋滞情報、取り締まり情報、未舗装情報を通知してくれるなど、バイクに特化した内容となっている。

それでは発表会の模様と、注目のバイク用ナビアプリ『MOTTO GO(モットゴー)』を紹介していこう。

バイクユーザーのニーズを反映したナビアプリ

パイオニアは、モビリティサービスを中心に未来の移動体験を提供することを目指している。従来のハードウェアビジネスからクラウドサービスへの転換を図り、スマートフォンカーナビアプリ「COCCHI(コッチ)」を2023年9月に販売開始。2024年6月時点で44万ダウンロードされ人気を博している。

そして今回リリースされた「MOTTO GO」は、バイク市場での、スマートフォンの利用が広がり、ナビゲーションアプリへの需要の高まりに応えるべく、ナビゲーション機能に加え、バイクユーザー向けの様々な機能を搭載している。

走って楽しい道を提案してくれる!

都道府県別にツーリングコースが用意。
ツーリングルートも自分が立ち寄りたいスポットを簡単に追加、削除できる。

ナビは目的地へ確実に到着するためのもの。そのためGoogleナビやYahoo!カーナビは目的地への最短ルートを提案するが、『MOTTO GO』は走って楽しい道をオススメとして提案してくれるのが大きな違い。昭文社、マップル、ゼンリンなどのパートナー企業と連携し、各社の強みを活かした情報を提供しているのが大きな強みだ。

38年もの歴史を持つツーリングマップル。ただの地図ではなく、走って気持ちのいいルート、地元の名産品、林道情報などツーリングで欲しい情報が掲載されているのが特徴。その情報を『MOTTO GO』で得られるのは大きなポイント。

・ツーリングマップル2024年版の誌面のツーリングスポット情報(道路コメント、観光&飲食系コメント)を地図上のアイコンと音声で通知。
・定番ガイドブック「まっぷる」などに掲載されている見所、グルメスポット、温泉施設などの観光スポット情報を地図上のアイコンと音声で通知。

排気量を考慮したルート案内

車両情報を登録すると、その排気量にマッチしたルート案内してくれるのはバイク専用に作られたナビアプリならでは。二輪駐車場が簡単に検索できたり、ルート案内中でも立ち寄り地点を簡単に追加・削除できる。寄り道することが多いツーリングだからこそ便利な機能といえる。

さらには、リスクや不安を軽減する情報も通知してくれる。

・バイク専用の駐車場情報の提供
・走行中の渋滞情報、取締り情報
・天気予報などのプッシュ通知

音声コマンドでルートを確実に教えてくれる

ナビを使ってバイクで走っていると、なかなか画面を見られないことから、曲がるポイントを行き過ぎたり、逆に早く曲がってしまったり……ということがある。
そんなライダーならではの悩みを、
「3つ先の信号を左です」
「2つ先の信号を左です」
と音声でカウントダウンしてくれるのだ。

パイオニアのカーナビで培った分かりやすい案内表示を、さらにバイク向けに調整している。

試験運転中ではあるが、音声コマンドでハンズフリー操作が可能。わざわざスマホの画面に行き先などを入力しなくても、声で操舵できる。※音声コマンドに対応するインカム・ヘッドセットは限られる。