目次
スコッツ・ヴュー (Scott's View)
3. ケルソー (Kelso)
4. ロスリン(Roslin)
ロスリンチャペル (Rosslyn Chapel)
スコットランドのエジンバラ近郊のロスリン(Roslin)の村には、15世紀に建てられたゴシック建築のたくさんの彫刻が施されている美しい礼拝堂・ロスリンチャペルがあります。
ロスリンチャペルは、2007年に公開されたハリウッド映画「ダビンチコード」で、聖杯を求めて主人公が訪れる礼拝堂として登場し、一躍世界で有名になりました。
ロスリンチャペルは、石のみで建てられた礼拝堂です。天井から壁に埋め尽くすように彫刻が施されているため「石のタピストリー」、「石の詩」などと呼ばれています。
礼拝堂の内部の壁と天井一面に、そして外部にもたくさんの彫刻が施されています。
彫刻がユニークで、その彫刻にまつわる伝説が多く生まれ、その謎を読み解こうと人々の想像を生みました。その1つが、ハリウッド映画「ダビンチコード」の原作となった、2003年にダン・ブラウンの書いた小説「ダ・ヴィンチ・コード」です。
1つ気になるのが礼拝堂の名前のスペリングです。礼拝堂は、Rosslynですが、何故か村の名前もお城の名前もRoslinです。(発音は同じなので日本語ではロスリンです。)異なるスペリングの理由は、礼拝堂のみ古いスペリングを使っているからだそうです。
ロスリンチャペルについては、以前「映画「ダ・ヴィンチ・コード」に登場する彫刻の美しいロスリン礼拝堂で謎解きを楽しみませんか?」に詳しく書きましたので、見てくださいね。
【ロスリンチャペル (Rosslyn Chapel)】
- 住所:Chapel Loan, Roslin EH25 9PU
ロスリン城 (Roslin Castle)
ロスリンチャペルまで来たら、礼拝堂の横にあるロスリン城も訪れてください。
ロスリンチャペルを建てたセントクレア家が居住していたロスリン城は、古い部分は廃墟となっています。
緑深いロスリン渓谷にあるロスリン城の廃墟は、詩人のロバート・バーンズや小説家ウォルター・スコットなどの芸術家たちのインスピレーションとなったロマンチックな光景です。
14世紀の初めに建てられたロスリン城は、1622年に再建され、それ以降その一部は居住することができる状態ということです。1980年代に修復されて、今はホリデーアコモデーションとして貸し出されています。
ロスリンチャペルからロスリン城一帯は、ロスリン渓谷カントリーパークとして自然保護区に指定されているため、緑に溢れた渓谷を散策することができます。
【ロスリン城(Roslin Castle)】
- 住所:B7003, Roslin EH25 9PX
エジンバラのからの行き方
エジンバラ市内から37番のPenicuik/ Deanburn行きのバスに乗り、Rosslyn Hotelで下車(50分程度)
まとめ
エジンバラの南に広がるスコティッシュボーダーズと言われる地方は、ツイード川沿いの緑豊かな丘陵地です。スコット卿の愛した歴史のある観光客にはあまり知られていない美しい街や村を散策してみてください。違う顔のスコットランドが見えてきます。
文・写真・Sachiko/提供元・たびこふれ
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