スポーツにリハビリ、ゲームにも活用
gMOT Cloudは多様な用途向けにカスタマイズが可能だという。スポーツではトレーニングの管理をアスリートならびにトレーナーが活用できるレベルとなっており、たとえばゴルフの際にスイングの重心移動を的確にとらえる。
また医療、リハビリテーションにも有効だ。病院でのリハビリのほか、病院外での運動も患者と医師の両方が確認できる。
トレーニングやエクササイズをより楽しく行うためのゲームも用意されている。イベントのレクリエーションのような活用も視野に入れているという。
デバイスの販売にとどまらない、SaaSモデルで提供
dBioによると、現在はB2Cのプライベートブランドとして展開しているが、B2Bとしては主にAPIサービスを考えているという。たとえばブランドを持ったクライアントや医療関係に、アプリや分析結果をカスタマイズして提供することをメニューとして掲げている。
また、そのままリージョンごとにライセンスを提供して販売してもらうことも視野に入れている。さらにこれら独自開発のノウハウを利用し、スポーツ向けSoCチップの開発をおこなう姿勢だ。
dBioを含め、AIとウェアラブルの活用は会場の随所で見られた。スポーツ、ヘルスケアとAIのさらなる活用、発展に期待したい。
(文・亀川将寛)