令和6年能登半島地震から半年を経て、石川県珠洲市飯田町の「OKNO to Bridge(奥能登ブリッジ)」が営業を再開。被災した地域に再び人々が集まり、活気を取り戻すために新たなスタートを切りました。
新たな拠点で「創造的復興」を目指す
2023年からコワーキングスペース兼ビジネス交流拠点として営業していたという「OKNO to Bridge」は、能登半島地震で被災し全壊。一時的に金沢市内で活動を継続していましたが、元の拠点から徒歩1分の場所に拠点を移し、奥能登を盛り上げるコミュニティづくりを強化していくとのことです。
運営企業である合同会社CとHによると、奥能登を盛り上げるコミュニティをつくることで「創造的復興」をすることをこの営業再開で目指すといいます。
被災地では、地域の魅力を生かし新たな価値を生み出すことで、より良い地域づくりをしようという機運が高まっているようです。民間の取り組みだけでなく、自治体も被災者へのヒアリングや、アドバイザリーボード会議での有識者からの意見を踏まえて「石川県創造的復興プラン」を策定したそうです。
石川県|石川県創造的復興プラン
宿泊も可能な新拠点で地域の発展をサポート
新しい「OKNO to Bridge(奥能登ブリッジ)」は、鉄筋コンクリート造で184㎡の広さを持ち、ワーキングスペースと交流スペースとして開放されます。
テレワーカーの育成や地元事業者の支援拠点としても活用しつつ、県外からの支援者が安心して滞在できる宿泊施設としての準備も進められているといいます。
また、日常的にバーベキューなどの交流イベントを開催し、地元住民や企業の集まるコミュニティー形成を図っていくそうです。県外から訪れる人々や企業との共創を促進しながら、大学生のインターンシップやボランティアを積極的に受け入れ、若い力で地域に活力をもたらすことを目指すと伝えています。
施設概要
OKNO to Bridge(奥能登ブリッジ)
住所:石川県金沢市弥生2丁目7-13
料金:法人会員 月額10,000円、個人会員 月額3,000円
<参照>
被災地に人と企業が集まる新拠点を。震災から半年を経てOKNO to Bridge(奥能登ブリッジ)が珠洲市での活動を再開!