ヤマハ発動機株式会社は、バレンティーノ・ロッシ選手が主宰するVR46 Riders Academyと、2024年8月6~13日の8日間にわたり、第13回「Yamaha VR46 Master Camp」を開催すると発表した。
ライダーは欧州、アジア、南米から将来有望な6名が参加し、日本からは、昨年のMFJカップ JP250選手権で「YAMAHA YZF-R3 スカラシップ」を獲得、今年から欧州の「Yamaha R3 bLU cRU FIM World Cup」に参戦中の高橋匠選手(16歳)が参加する予定である。若きスターたちの今後の活躍に注目だ。
第13回「Yamaha VR46 Master Camp」、8月に開催決定 欧州、アジア、南米から6名が参加、日本からは高橋匠選手が選出
ヤマハ発動機株式会社は、バレンティーノ・ロッシ選手が主宰するVR46 Riders Academyと、8月6~13日の8日間にわたり、第13回「Yamaha VR46 Master Camp」を開催します。ライダーは欧州、アジア、南米から将来有望な6名が参加し、二輪レースの世界レベルの舞台を目指し、VR46 Riders Academyのトレーニング・プログラムを通じて多くを学びます。
13回目となる今回も、ロッシ選手のVR46モーターランチをはじめ、VR46 Riders Academyが普段使用しているトレーニング拠点が会場となります。昨年の第12回と同様、今年もこの1回のみの開催となるため、トレーニング・セッションを増やし、より集中的でハードなスケジュールを組む予定です。
参加するのは、ゴンザロ・サンチェス・メレンデス選手(15歳/スペイン)、ドリアン・ジョウリン選手(17歳/フランス)、エモン・ボカネグラ選手(13歳/ペルー)、ワヒュー・ヌゴロホ選手(21歳/インドネシア)、モハメッド・アダムハイカル・ビン・ジャハール選手(19歳/マレーシア)。そして日本からは、昨年のMFJカップ JP250選手権で、「YAMAHA YZF-R3 スカラシップ」を獲得、今年から欧州の「Yamaha R3 bLU cRU FIM World Cup」に参戦中の高橋匠選手(16歳)が参加します。
トレーニング・プログラムはライダーの育成を主な目的に、若きスターたちのライディング・テクニックと総合的なプロ意識の向上に特化し、レースおよびフィットネスの専門家がプランを組んで実施します。
主な内容は、YZ250F によるVR46モーターランチのフラットトラック走行、同MXコースでYZ125を使ったソフトクロス。またポンポーサ・サーキットでYZF-R3を、スーパーモト・ジーパーズ・パークでYZ85を走らせる予定です。VR46 Riders Academyの先輩ライダーらから個人指導を受ける機会も用意しています。
ライディングのほかにはFisio Gymでのトレーニングや、「Monster Energy Yamaha MotoGP」のロレンソ・ダレッティ(通称Trastevere73)によるeSportのレッスンも行います。
またOakley、Alpinestars、VR46からはコース内外で着用する「Yamaha VR46 Master Camp」の最新ウエアを提供します。Master Campの最新情報や画像、映像などは、Yamaha VR46 Master Camp Teamや当社のSNSやウエブサイトに定期的に掲載していきます。
小野哲談(ヤマハ発動機MS戦略部 部長)
「Yamaha VR46 Master Campは、13回目を迎え才能ある若手にGPの第一線で戦うライダーを育んだVR46 Riders Academyのトレーニングに触れる貴重な機会を提供し続けています。今回も欧州、アジア、南米から主にYZF-R3でレース活動をしているライダーたちがトレーニングに参加します。ヤマハ発動機は、こうしたトレーニングプログラムを実施するだけでなく、本年からYamaha R3 bLU cRU FIM World CupやYamaha R3 bLU cRU Asia-Pacific Championshipをスタートさせており、若手ライダーの育成に一層注力しています。その一方でVR46とのコラボレーションによるプログラムはさらに進化を続けておりMaster Campと連動する、Yamaha VR46 Master Camp TeamはMoto2世界選手権で3年目を迎え、世界中の若手ライダーに刺激を与えスキルアップへの努力をさらに促しています。
最後にMaster Campの開催を支援してくださったVR46に感謝の意を表したいと思います。さらに、ライダーたちが安全かつ自信を持ってトレーニングできるよう、高品質のプロテクションを備えた最高のギアを提供してくれたスポンサーのオークリーとアルパインスターズに心から感謝します」
第13回「Yamaha VR46 Master Camp」参加ライダー
ゴンザロ・サンチェス・メレンデス
(Gonzalo Sanchez Melendez)
生年月日:2008年8月20日
国籍:スペイン
2024年:R3 bLU cRU World Cup
高橋 匠
生年月日:2008年5月23日
国籍:日本
2024年:R3 bLU cRU World Cup
ドリアン・ジョウリン
(Dorian Joulin)
生年月日:2006年10月21日
国籍:フランス
2024年:R3 bLU cRU World Cup
エモン・ボカネグラ
(Aymon Bocanegra)
生年月日:2010年7月3日
国籍:ペルー
2024年:R3 bLU cRU Latin America Cup
ワヒュー・ヌゴロホ
(Wahyu Nugroho)
生年月日:2003年1月14日
国籍:インドネシア
2024年:アジアロードレース選手権 SS600
モハメッド・アダムハイカル・ビン・ジャハール
(Md Adamhaikal Bin Jahar)
生年月日:2005年5月1日
国籍:マレーシア
2024年:CP125
Yamaha VR46 Master Campについて
ワールドクラスのライダーを目指す若いイタリア人ライダーをサポートするため、バレンティーノ・ロッシ選手はその豊富な経験と知識を伝授することを決意し、2014年、VR46 Riders Academyを設立しました。
2016年3月、ヤマハ発動機株式会社は、同アカデミーと3年間のパートナーシップ契約を締結し、オフィシャル・パートナーおよびオフィシャル・モーターサイクル・サプライヤーとなりました。
同年7月、当社とVR46 Riders Academyは、才能ある若いライダーを選出し、様々なレース・カテゴリーの体験を通じてスキル向上を後押しすることを目指し、共同で第1回Yamaha VR46 Master Campを実施しました。
以来、Master Campは12回を数え、この間に10代を中心に17ヵ国(オーストラリア、ブラジル、カナダ、フィンランド、フランス、インドネシア、イタリア、日本、マレーシア、オランダ、フィリピン、ポーランド、スペイン、タイ、トルコ、ウクライナ、アメリカ)から58名のライダーを迎えました。今回、新たに6名のライダーとペルーの1ヵ国が追加されます。
この活動から派生したYamaha VR46 Master Camp TeamのMoto2参戦は、スキル向上とキャリアアップを目指す若いライダーたちが懸命に努力する場であり、夢の実現に近づくことを支えています。現在、参戦中のJ・アルコバ選手と佐々木歩夢選手はいずれも今年チームに加わったばかりで、アルコバ選手はMoto2ですでに2年間の経験があり、昨年までMoto3に参戦していた佐々木選手はルーキーとして参戦しています。
リリース提供元:ヤマハ発動機株式会社