例年、1月20日頃の「大寒の日」に六甲枝垂れの「氷棚(ひょうだな)」にできた氷を切り出しておりましたが、今年は暖冬の影響で結氷不良が続いた為、近隣にある六甲山スノーパークのゲレンデの人工雪をシーズン終了後の3月4日(月)に切り出して、展望台内部にある「氷室(ひむろ)」に貯蔵しました。5月29日(水)に確認したところ、貯蔵した人工雪が7割程残っていた為、人工雪が溶けて無くなるまで冷風体験を実施いたします。役目を終えたゲレンデを再活用したこのエコな取り組みによって、今年の夏も皆様に「涼」をお届けしたいと思います。


■5組限定!お客様向け「氷室開き」見学会

7月13日(土)六甲山 夏の風物詩「氷室開き」を自然体感展望台 六甲枝垂れで開催!

【開催日時】2024年7月13日(土) 9~10時

【入場料】無料 ※車でお越しの場合、別途駐車料金1,000円が必要です。

【定員】5組(1組4名様まで) ※申込先着順で1組ずつご案内します。

【申込方法】

7月5日(金)14時から電話(078-894-2281)にて受付開始。

定員になり次第締め切らせていただきますので、ご了承ください。

また、7月11日(木)は定休日のため、電話受付しておりません。

【備考】

普段は非公開の氷室内部を見学できる、年に1度の貴重な機会です。また、見学後はSNSで話題のイベント「パワーワード展」も無料で鑑賞いただけます。是非、この機会にお越しください。


■「氷の切り出し・氷室開き・冷風体験」とは

「氷」は冷蔵庫が広く普及するまで、大変貴重なものでした。六甲山では、山上の溜め池に厚く張った天然の氷を冬の間に採取・貯蔵し、春から夏にかけて麓まで運び、神戸や大阪の市街地で売っていたという歴史があります。氷を運んでいた道は「アイスロード」という名称で、現在もハイキング道として残っています。

「自然体感展望台 六甲枝垂れ」では、この歴史をヒントに考え出された自然循環の仕組みの一つ「氷の切り出し」を毎年1月20日頃の「大寒の日」に行ってきました。「氷の切り出し」は、展望台東側に位置する「氷棚(ひょうだな)」で雨水を溜めて氷を作り、チェーンソーを使って切り出します。今年は暖冬の影響で結氷不良が続いた為、中止となりましたが、近隣にある六甲山スノーパークのゲレンデの人工雪を切り出して、展望台内部にある「氷室(ひむろ)」に貯蔵しました。


7月13日(土)六甲山 夏の風物詩「氷室開き」を自然体感展望台 六甲枝垂れで開催!

毎年、六甲枝垂れの開業日である7月13日になると、氷を貯蔵した「氷室」の扉を開放し、六甲山上に吹く風を取り込む「氷室開き」を行います。氷室を通った風は冷気となり、展望台内部の「風室(ふうしつ)」にある椅子のヒジ置き部分から風室内へ取り込まれます。風室内は神戸市街地と比べて約10度気温が低く、ヒノキの香りと共にひんやりと心地良い空間が広がります。この電力を一切使用せずに、自然の力だけで涼が楽しめる体験が「冷風体験」です。


7月13日(土)六甲山 夏の風物詩「氷室開き」を自然体感展望台 六甲枝垂れで開催!

◆自然体感展望台 六甲枝垂れ 営業概要

7月13日(土)六甲山 夏の風物詩「氷室開き」を自然体感展望台 六甲枝垂れで開催!

【営業時間】

 10:00~21:00(20:30受付終了)

※7月18日(木)までは木曜定休。7月19日(金)~11月24日(日)は無休。

11月25日(月)以降の営業情報はHPでご確認ください。

Webページ( https://www.rokkosan.com/gt/operation/ )

【入場料】 大人(中学生以上) 1,000円 / 小人(4歳~小学生) 500円



六甲山ポータルサイト https://www.rokkosan.com/


リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/62dd3dfd4f813e9e6cdef5bef861262284ffcb9e.pdf


発行元:阪急阪神ホールディングス

    大阪市北区芝田1-16-1