リビングの印象を左右するソファ選びは、おしゃれオジサンの腕の見せ所です。いっそのこと、理想をすべて詰め込んではいかがでしょう? というわけで、ファブリックも素材も形も自由度が高いフレキシブルな名品をご紹介します。
好みの張地、形、サイズを選び”マイ・ソファセット“を実現
1952年にデンマークで誕生し、今や世界70ケ国以上で展開するインテリアブランド、ボーコンセプト。高い機能性とミニマルにして洗練されたデザインは、インテリア・ラバーの心をガッチリとつかんでいます。中でも支持されているのが、素材や色、サイズのバリエーションが豊富でカスタマイズしやすい点。それは、モジュールソファ、ベルガモにも見てとれます。
ベルガモを手掛けたモーテン・ゲオルグセンは、1993年からボーコンセプトとパートナーシップを結んでいるデンマーク人デザイナー。“暮らしに溶け込む美しさ”を信条とするだけあって、美しいデザインと快適な座り心地を両立させています。
「無駄のないすっきりしたラインとエレガントなフォルム、低く目立たない脚によって醸し出される浮遊感。さりげない佇まいは、どんな家具を合わせてもしっくりと馴染みそう。すでに持っている家具を生かしつつ、ソファを買い足すという場合にもおすすめですね」と、戸賀編集長。
このベルガモソファでセレクトできるファブリックや素材は120種類以上。しかも、レスティングモジュールやコーナーソファなど、多様なサイズとシェイプも用意されています。
「ファブリックにするかレザーにするか、真っ白にするかダークグレーにするか、はたまたターコイズやダスティレッドで攻めるか。これぞセンスの見せ所ですね。モジュールタイプだから、空間の広さにあわせて好きに組み合わせられるのも魅力。“迷う楽しみ”が家具で味わえるなんて、インテリア・フェチとしてはたまりません!」(戸賀編集長)
タイムレスな美しさと高い機能性が刺さります
ベルガモのベースや背もたれ、アームレストには優美なステッチが施されていますが、それに合わせ、アームチェアも、ステッチをアクセントにしたシャーロットを選んでは? 広い座面とスリムな円錐形の脚は、飛び切り美しいのに座り心地もパーフェクトです。
「シャーロットの張地も約100種類用意されているんですね。ソファと統一するか、アクセントとしてビビッドなカラーを選ぶか……。こんなに僕を迷わせるとは、ボーコンセプト、罪なブランドですね(笑)」(戸賀編集長)
コーヒーテーブルのイチオシは、シンプルながら存在感のあるサンティアゴ。モーテン・ゲオルグセンらしいすっきりとしたラインと柔らかな曲線で象られたフォルムは、ベルガモとの相性もバッチリです。テーブルトップは、写真のホワイトセラミックのほか、アッシュセラミックやダークオーク材など5タイプから選べますが、いずれも時代に左右されない天然素材を使用。ハンドメイドのラグと長いネックの先に円形のシェードがついたフロアランプを合わせれば、ラグジュアリーな空間に仕上がります。