第101回 春陽展にて奨励賞を受賞した作品を含む約40点の作品を展示
関西国際空港直結のホテル日航関西空港(所在地:大阪府泉佐野市 関西国際空港内 総支配人:近藤 高)は、2024年7月6日(土)から9月1日(日)まで『辻 義弘 版画展 -水に寄せて- 』を開催いたします。
「辻 義弘 版画展 –水に寄せて-」より左 :『Underwater Annealed H9』右:『金魚と月光』
2022年2月よりホテル2階の通路スペースをギャラリーとして活用し、「泉佐野市の歴史的魅力や事柄・精力的に活動するゆかりあるアーティストを知っていただきたい」という想いでスタートした展示は、地域の方のご協力を経て11回目を迎えます。本年7月からは、泉佐野市羽倉崎にアトリエ「独楽窩(どくらくか)」を構え、国内外で活躍する辻 義弘氏の版画作品約40点を展示いたします。
辻 義弘氏は泉佐野市で生まれ育ち、会社員として働く傍ら、油彩・アクリル・水彩・パステルなど幅広い技法を身に着けた芸術家です。国内外の小説やエッセイの言葉から得たイメージを絵画や版画を通して表現し、独自の世界観で展開する具象から抽象の幅広い作風で知られています。
2015年からは版画作品に注力しており、版から剥す時の期待や喜び、思った通りに仕上がらない時の落胆などを含め、版画ならではの制作過程やマチエールに醍醐味を感じながら作品を発表しています。これまで制作した作品は、日本をはじめアメリカやフランス・スペイン・ドイツ・ブルガリア・キプロス・アラブ首長国連邦・韓国で展示されています。
さらに日本の美術史に多くの足跡を残し、新たな画家や版画家を輩出している公募展「春陽展」にも2016年より応募し、「第101回 春陽展」では、金属の熱処理の一つとして行う「焼きなまし」を水に対して行ったらどうなるかを想像し、「焼きなまされた」水の質が内部から変わり、別の新たな形態に生まれようとする瞬間を表現した『Underwater Annealed H9』が奨励賞を受賞しています。今回の展示では本受賞作に加えて、「水」から派生したイメージの版画作品の数々をご覧いただけます。
今後もホテル日航関西空港では、地元泉佐野市や泉州地域の良いもの・魅力・活躍する人を紹介する機会の創出に取り組んでまいります。
<辻 義弘 版画展 – 水に寄せて – 開催概要>
【開催日時】2024年7月6日(土)~9月1日(日)
【開催場所】ホテル日航関西空港 2階 通路スペース
【展示内容】辻 義弘氏 版画作品 約40点
※展示時間・展示内容は変更になる場合がございます。予めご了承ください。
『Blurred Light』