MIDの新作ホイール「RMP 029F」は、馴染みある定番のメッシュホイールをベースとしつつ、独自のアレンジを加えて生み出したプレミアムカー向け鋳造1ピースホイールです。もっとも大きな特徴は、より太く長いスポークデザインを採用したことでセダンやミニバンだけでなく、クロスオーバーSUVやオフロードカーとのマッチングも図った独特なデザインと言えるでしょう。MIDのフラッグシップブランドへ新たに加わった異色のメッシュホイール「RMP 029F」を詳しく紹介します。文・PBKK/ 写真提供・株式会社レイズ
メッシュホイールは網目のように織りなすY字型の細いスポークにより、どんなクルマにも繊細でプレミアムな印象を付与してくれる王道デザインとも言えるホイールです。
しかし、ホイールによっては華奢な印象になってしまったり、装着するクルマによってはホイール径が小さく見えてしまう欠点も存在します。
「MID」のフラッグシップブランドに位置する「RMP」の意味は「Re Master Piece」の略であり、古くから親しまれている傑作ホイールに最新のトレンドを交えて再構築したリマスターデザインが特徴です。
伝統的なメッシュホイールが持つ普遍的な意匠を守りつつ、最新のクルマにも似合うようMID独自のアイデアを詰め込んで誕生した、これまでにない新しいメッシュホイールが「RMP 029F」です。
「RMP 029F」の最大の特徴は、ホイールをより大きく見せる工夫の数々といえるでしょう。
中心のRMPロゴを従来品よりも一回り縮小したセンターオーナメントを新規採用することで大径感を演出することに貢献しています。
また、スポークを極力長く見せるために交差部を極力中央に近づけ、さらにスポークエンドを外周のリム上に乗せたリムオーバーデザインとすることで、メッシュホイールでありながら伸びやかなイメージを付加しました。
スポークを太めに設計することでメッシュホイールの華奢な印象を払拭しつつ、側面に設けたサイドリブにより立体感を追加することで、ボリューム感豊かな最新のSUVやミニバンとの調和を図っています。
「RMP 029F」に最適な色として選んだのは「ハイパーメタルコート/ミラーカット」と「セミグロスガンメタ」の2色です。
定番色ともいえるシルバーは「ハイパーメタルコート/ミラーカット」とし、鏡面切削されたアルミの美しさを残しつつ高輝度塗装でコーティング。スポークに設けたサイドリブの立体構造も光を乱反射させ、クルマにきらびやかな印象を与えます。
鈍い光沢を放つ黒鉄色の「セミグロスガンメタ」は、ブラックカラー特有の重厚感を放ちつつ、スポークやサイドリブにできる凹凸の陰影をくっきりと際立たせてくれるカラーです。
「RMP 029F」のリム径は16〜21インチまで幅広いサイズを取り揃えており、P.C.D.は一般的な100mmや114.3mmだけでなく最新のトヨタ アルファード/ヴェルファイアやレクサス LSなどが採用する120mmのP.C.D.もカバーします。
SIZE | H-PCD | PRICE |
---|---|---|
16×5.5J〜6.0J | 5-139.7 | 5万50円〜5万4450円 |
17×6.5J〜7.0J | 6-139.7、5-100、5-114.3 | 5万9400円~6万3800円 |
18×7.0J〜8.0J | 5-100、5-114.3 | 6万7650円~7万3150円 |
19×7.0J〜19×8.0J | 5-114.3 | 7万4800円~8万300円 |
20×8.5J | 5-114.3、5-120 | 9万200円~9万3500円 |
21×8.0J | 5-114.3、5-120 | 10万6700円~11万 |
※ 消費税込
さらにはトヨタ ハイエースや日産 キャラバンの6穴の139.7mmサイズに加え、スズキ ジムニーなどに対応する5穴の139.7mmなど、特殊な規格によりこれまで装着できるホイールが限られた車種にも対応させました。
合計18種類の全サイズにおいて「ハイパーメタルコート/ミラーカット」と「セミグロスガンメタ」のどちらも選択できます。
基本デザインは統一しつつ、ホイールサイズごとに最適なデザインバランスに仕上げた手の込みようも「RMP 029F」の特筆点です。
スポークが長めに設計された大径サイズは、メッシュホイールでありながらツインスポークホイールのようにも見えるプレミアムカー向けデザインとし、中間サイズはもっともメッシュホイールらしく見えるバランスに調整しました。
スズキジムニーには16インチを設定し、JB64・74用で専用デザインとしました。シエラ用6Jではさらにアグレッシブなコンケイブデザインを楽しめます。
RMP 029Fはプレミアムカー向けのメッシュホイールとして開発されたホイールではあるものの、特有のボリューム感ある太めのスポークは、オフロードスタイルやアウトドアスタイルのクルマにもよくマッチします。
とくに「セミグロスガンメタ」のカラーリングは、クルマ全体の印象を引き締めるとともに視覚的な重心を下げられるうえ、ホワイトレタータイヤとの相性も抜群です。
メッシュホイール特有の繊細さは残しつつ、無骨になりすぎない絶妙なバランスが「RMP 029F」の根底にあるデザインモチーフであり、アウトドアユースも想定されるクロスオーバーSUVの魅力を引き出し、オン・オフ問わず足元をよりスタイリッシュに飾ることができます。
ホイールに求められるのはデザインだけではありません。なによりも優先されるのは安全性です。
日本で正規販売されるホイールは、国土交通省と第三者機関の二重チェックにより一定以上の品質が確保されてはいるものの、絶対の安全を保証するものではありません。
MIDではホイールを「重要保安部品」と定め、「高い安全性能」をそなえたホイールホイールを安心して使用してもらえるように設計はもちろん製造管理や品質管理まで、生産工程を除くすべてを日本で行っています。
MIDでは豊富な知見と経験を持つ国内のトップエンジニアが、見た目だけでなく十分な強度を維持できるデザインを念頭にホイールを設計し、第三者機関の検査よりも厳しい「MIDスペック」と呼ぶ自社試験を実施しています。
加えて、市場流通後も抜き取り調査を行う品質チェック体制もMIDならではの取り組みといえるでしょう。
開発から製造まですべてを海外工場に委託するホイールメーカーも多いなか、MIDでは理想とする品質を実現するために、手間のかかるこれらの工程を必須項目と考え実行しています。
大規模な設備投資を必要とする生産だけを海外工場へ委託してコストダウンを図り、その他の全工程を国内で行うことで、完全国内製造品と同等の品質と安全性を備えたホイールを低価格で販売することが可能になります。
もちろん、それは「RMP 029F」も例外ではありません。安全のためのデザインを豊かな表現で魅せる、本質をともなったメッシュホイールが「RMP 029F」です。
MIDの新作ホイール「RMP 029F」は、馴染みある定番のメッシュホイールをベースとしつつ、独自のアレンジを加えて生み出したプレミアムカー向け鋳造1ピースホイールです。
ボリューム感ある太めのスポークは、セダンやミニバンはもちろん、オフロードスタイルやアウトドアスタイルのクルマにもよくマッチします!
商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。