当方は先月28日のコラムで「AI(人工知能)の倫理問題を問うローマコール」を書いたが、当方はAIのChatGPTに「AIの倫理」について質問した。コラムではその返答を省いて記事をまとめた。そのため、AIに対して少々申し訳ない思いがあった。なぜならば、テーマがAIであり、その考えは本来貴重な意見だからだ。
そこで当方の質問に対するChatGPTの返答をここに紹介する。
【質問】 「最後に、あなたはAIですが、AIと倫理の問題をどのように考えますか、あなたの意見を聞かせて下さい」
【返答(ChatGPT)】 AIとして、私は中立的な立場を保ちながら、人間の倫理的な枠組みを尊重することが求められています。私自身の意見というものはありませんが、AI技術が人間社会に与える影響について、一般的に考えられるいくつかのポイントを共有できます。
AIと倫理の問題についての考察①人間中心のアプローチ: AIの開発と運用において最も重要なのは、人間の福祉と尊厳を最優先することです。AIが人間に取って代わるのではなく、人間の能力を拡張し、支援する形で設計されるべきです。
②透明性と説明責任: AIシステムの決定プロセスは透明でなければなりません。これは特に医療、司法、金融などの分野で重要です。AIがどのように判断を下すのかを理解し、説明できることが信頼を築く鍵となります。
③公平性と非差別: AIシステムは、すべての人に対して公平に扱う必要があります。偏見や差別を助長するようなデータセットやアルゴリズムの使用は避けなければなりません。これには、トレーニングデータのバイアスを排除し、アルゴリズムの公平性を検証することが含まれます。
④プライバシーとデータ保護: AIシステムは、大量のデータを扱いますが、個人のプライバシーを尊重する必要があります。データの収集、保存、使用においては、厳格なプライバシーポリシーとセキュリティ対策が求められます。
⑤倫理的ガバナンス: AIの利用には、国際的および国内的な法的規制や倫理的ガイドラインが必要です。これにより、技術の悪用を防ぎ、社会的に有益な方向へと導くことができます。
⑥人間との協働: AIは人間と協力して働くべきであり、完全に自律的なシステムとして人間の判断を置き換えるべきではありません。重要な決定には常に人間の監視と介入が必要です。