金属加工のメーカーの株式会社カネミツ(以下、カネミツ)は、独自技術から着想を得たハイボールタンブラー「emten - tumbler(エムテンタンブラー)」を6月28日(金)に発表しました。

自動車部品のメーカーがなぜタンブラーを?

1947年に兵庫県明石市で創業されたカネミツは、回転成形やプレス工法によって、1枚の鋼板を増肉・減肉(※1)をさせ複雑な形状を成形する技術に自信があり、高度な自動車部品のプーリ(※2)を中心に開発製造を行ってきたそうです。

1枚の鋼板から成形するため、他の加工方法である切削などに比べて素材ロスが少ないことが特徴で、緻密な技術が求められる分野だといいます。

※1:増肉は薄い材料を部分的に厚くする技術、減肉はその反対

※2: ベルトをかけて回転する、エンジンやモーターといった動力源から動力を伝達する際に必要な円盤状の部品。

emten - tumblerは、独自に培ってきたこれらの技術を駆使し、目に見えない「断面」にまでこだわり抜いた、“革新的なプロダクト”として、このタンブラーを開発したそうです。

6月28日(金)にスタートしたクラウドファンディングでは、8月発送予定の第1弾が完売。第2弾として、9月発送予定分が受付中です。

上質なハイボールをゆっくり楽しめる工夫

この製品は独自技術を生かした滑らかな曲面のフォルムになっているといいます。

炭酸が抜けにくく、内面は表面を鏡のように滑らかに仕上げたうえで、口元をわずかに反らせることで、細やかな炭酸が口の中で上品に弾けるように設計されているそうです。

タンブラーの素材には、冷凍可能で耐久性の高いステンレスを使用。タンブラーを​10分間冷凍庫に入れると、ハイボールを冷たいまま最後まで楽しめるといいます。

​製品情報​

・製品名:emten - tumbler(エムテンタンブラー)

・寸法:高さ86.5mm×最大幅82mm×飲み口最小内径64mm

・満水容量:約270cc

・本体重量:約160g

・材質:ステンレス

・価格:6,600円(税込)

<参照>

10分間、別次元のハイボールを。自動車部品メーカーが生み出す、新しい概念のハイボールタンブラー。 株式会社カネミツ