かつてヴィッセル神戸でプレーしていたMF森岡亮太は、2023/24シーズン限りでベルギー1部シャルルロワSCを契約満了により退団。本人はJリーグ復帰を示唆していたが、ポーランド移籍の可能性が浮上。マチェイ・スコルジャ氏(元浦和レッズ監督)の古巣であるレフ・ポズナンなど複数クラブからの関心が報じられている。
同選手は2016年1月に神戸からポーランド1部シロンスク・ヴロツワフへ移籍。アンデルレヒトをはじめ欧州複数クラブを渡り歩くと、2019年1月から4年以上にわたりシャルルロワでプレーしていた。そのシャルルロワでは加入1年目から主力選手として活躍していたが、今季は2度の負傷離脱もあり、リーグ戦・プレーオフあわせて12試合のスタメン出場にとどまった。
またベルギーメディア『SudInfo』が先月11日、森岡の去就を特集。これによると、本人は「来季以降もヨーロッパに残りたいけど、今のフィジカルコンディションを踏まえると、ヨーロッパでプレーを続けるのに理想的でないことは理解している。痛みをかかえずにプレーすることはできない」と現状を告白。「日本に戻ってフィットネストレーナーを見つけて、Jリーグクラブでプレーする可能性もある。トレーナーのもとでコンディションを回復させたいけど、ヨーロッパでのプレーも続けたい」と語っていたという。
Jリーグ復帰の可能性に含みを持たせていた森岡だが、ポーランド人ジャーナリストのフランシスチェク・マトヴィツキ氏は今月25日に「森岡はポーランド1部リーグ復帰にかなり近づいている」とリポート。強豪レフ・ポズナンと古巣ヴロツワフからの関心を伝えたが、両クラブと選手サイドの交渉状況には触れていない。
レフ・ポズナンはスコルジャ監督のもとで、2度のリーグ優勝を成し遂げた強豪。ただ今季は14勝11分9敗と、首位ヤギエロニア・ビャウィストクかた勝ち点10差の5位に終わった。一方、ヴロツワフは2011/12シーズンに1部リーグで優勝。今季は18勝9分7敗と勝ち点63を獲得。ビャウィストクと勝ち点で並んだが、得失点差で優勝を逃している。