オラ・ソルバッケン 写真:Getty Images

 ノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンは、今月末で期限付き移籍期間満了により浦和レッズを退団することがほぼ確実に。セリエA(イタリア1部)ローマで構想外と報じられる中、Jリーグ公式SNSアカウントの投稿がイタリア方面で物議を醸している。

 同選手は今年1月にローマから浦和へ期限付き移籍も、コンディション不良により大半の公式戦でメンバー外に。先月22日開催のYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦(対V・ファーレン長崎)でデビューしたが、リーグ戦では4試合の出場で無得点という結果に終わっている。

 そんな中、ローマの専門サイト『フォルツァ・ローマ』は今月27日に「ソルバッケンが日本に別れを告げる」と報道。その一方で、Jリーグ公式インスタグラムアカウントでは「ASローマから6月30日までの期限付き移籍中。オラ ソルバッケンのドリブルショー!」として、同選手のプレー動画がアップされている。

 すると、イタリア紙『ラ・レプッブリカ』は「3度のドリブルと2度のクロス失敗:ソルバッケンがローマ復帰へ。Jリーグが皮肉交じりのSNS投稿で彼を称える」という見出しのもと、ソルバッケンに関するJリーグ公式インスタグラムアカウントの投稿を特集。

 「ソルバッケンは怪我の影響で数試合の出場にとどまっている。Jリーグはインスタグラムで彼を歓迎しているが、動画はわずか30秒だ。ドリブルと失敗したクロスしかない。彼にとって特別なショーケースというわけではない」と綴るなど、SNS投稿に冷たい視線を送っている。

 なお、『フォルツァ・ローマ』はソルバッケンの移籍先について「スウェーデン1部マルメFFはここ数週間にわたり交渉していたが、高額年俸が障壁になった」とマルメ移籍破談を報じている。