「決めるべきところで決め切りたい」
小森は今季ここまで10ゴールと、リーグ内の得点ランキングでも2位につけている。早くも昨シーズンの記録(リーグ戦13ゴール)に迫る勢いだ。しかし、その記録に小森自身が満足している様子はない。試合後の25日に行われた公開練習でも、FW新明龍太と居残りシュート練習に励んでいた小森。ストライカーとして、やはりランキングトップの座が気になるようだ。
「1位(V・ファーレン長崎のFWエジガル・ジュニオ)とは3点差がついているので、複数得点を取らないと抜かせません。エジガルは毎週のように点を取っている選手なので、自分もそれと同じようなことをしないと得点王にはなれない。去年(2023シーズン)は怪我や体調不良もありましたが、今年はまだそのような原因で試合を休んでいません。そこはプラスに捉えることができていますし、10ゴールの要因だと思います。ただ、自分にとって一番大事なことはチームが勝つことなので、自分のゴールで助けることができれば最高です」とシーズン後半戦の得点王争いに向けて意気込んだ。
また、鹿児島戦についての抱負を訊かれると「鹿児島は切り替えのスピードが早く、明確なスタイルを持っている。強度の高さを大事にした自分たちのサッカーをしたいですし、個人としては決めるべきところで決め切りたい。ホームゲームではサポーターが最高の雰囲気をつくってくれているので、力をもらっています。何段階も強いジェフを見せることで、サポーターには笑顔で帰ってもらいです」とチームを後押しするサポーターからの期待に応えたいと語った。
「同じ相手に二度は負けられない」
千葉は6月30日に鹿児島ユナイテッド(現16位)、7月6日に清水エスパルス(現3位)、14日にロアッソ熊本(現18位)と対戦するが、いずれのチームにも前半戦では勝てていない。そのことを意識しているか訊くと「前半戦で負けている相手に二度は負けられないと思っています。鹿児島戦からは重要な3試合が続きますし、ここで勝ち点3を狙って連勝のために準備したい」と絶対勝利を誓った。
チームを上位に押し上げるためにも小森のゴールが必要不可欠であることは確かだ。まずは目の前の鹿児島戦で得点を決め、チームに良い流れを取り戻したい。後半戦も得点王争いから目が離せない。