横浜F・マリノスは今月27日、MF吉尾海夏が韓国1部・済州ユナイテッドへ期限付き移籍すると公式発表。済州関係者からは早速、同選手に対する称賛の声が挙がっているという。
2017年に横浜FMのトップチーム昇格を果たした吉尾。ベガルタ仙台、町田ゼルビアへの期限付き移籍を経て、2022シーズンに横浜FMへ復帰したが、今季はリーグ戦とYBCルヴァンカップで出番なし。韓国メディア『スポーツ朝鮮』が26日に済州移籍の可能性を報じると、翌日に正式決定している。
韓国メディア『Eデイリー』が今月28日に伝えたところによると、吉尾本人は26日に現地入り。済州のホームスタジアムやクラブ施設を見学したほか、一部のチームメイトに挨拶したという。また、この日は仁川ユナイテッド戦が開催。同選手はメインスタンドの特別席で観戦予定だったが、チーム戦術の把握を目的に、クラブ幹部の了承を得た上でピッチに近い席で戦況を見つけたとのことだ。
この仁川戦での振る舞いにより、現地では吉尾に対する評価が上がっている模様。『Eデイリー』はクラブ関係者の話として「なるべく早くチームに適応するためにホームスタジアムに訪れて、チームメイトの動きや戦術を確認し、応援していたのが印象的だった。チームメイトも彼に好感を抱いている。こんな外国人選手は初めて見た」と伝えている。
なお済州は過去に一度韓国1部リーグで優勝したほか、1990年代には、サガン鳥栖、セレッソ大阪、ジェフユナイテッド千葉元監督である尹晶煥がプレー。今季はここまで18試合を終えて7勝2分10敗と、12クラブ中7位。仁川戦では1-0と勝利し、リーグ戦での連敗を3で止めている。