J1最下位の北海道コンサドーレ札幌は、今月29日に第21節アルビレックス新潟戦を控える中、ポーランド1部ヴィジェフ・ウッチ所属のスペイン人FWジョルディ・サンチェス獲得がほぼ確実と報じられている。そんな中、札幌OBである河合竜二氏がクラブの補強計画に言及している。
札幌はJ1残留を目指す中、かつて徳島ヴォルティスやヴィッセル神戸でプレーしていたDF大﨑玲央を獲得している。一方、海外では先月中旬にベトナム代表MFグエン・クアン・ハイ獲得の可能性が報じられたものの、ベトナム1部コンアン・ハノイFCと契約延長で合意。タイメディア『khobsanam』は今月13日、タイ1部ブリーラム・ユナイテッドからタイ代表FWスパチャイ・ジャディードの獲得が決定的と伝えていたが、28日の時点で同選手獲得の公式発表はない。
そんな中、ポーランドメディア『Sport』は27日に「サンチェスは近日中にも札幌移籍に向けての手続きが完了する」とリポート。神戸も獲得に動いたとみられるスペイン人FWは、2023/04シーズンのポーランド1部リーグで8ゴール5アシストと結果を残しているだけに、札幌の得点力を補く即戦力として期待される。
外国人選手のさらなる獲得を求める声が挙がる中、北海道コンサドーレ札幌C.R.C(コンサドーレ・リレーションズチーム・キャプテン)の河合氏は、28日放送の「ナルミッツ!!!」(HBC)に出演。話題が今夏の補強やサンチェス獲得報道に及ぶと、「この選手(サンチェス)を含めて、複数の外国人選手と交渉を行っていると聞いています」とコメント。複数の外国人選手を獲得する可能性があることを明言した。
2023年度の純損失4億1202万2000円と6期連続の赤字である札幌。外国人選手の獲得がゼロだった2023シーズンオフとは違い、今夏の移籍ウィンドウでは積極的な動きを見せている。