米国日産が“サンセット”と称して現行の北米向けR35型GT-Rの生産を本年10月に終了すると予告。そのファイナルを飾る特別仕様車として「T-spec 匠エディション」と「スカイライン エディション」を発売

 日産自動車の米国部門は2024年6月14日(現地時間)、17年あまりに渡って販売してきた北米向けのR35型GT-Rの生産を本年10月に終了すると発表。また、そのファイナルを飾る“send-off(見送り)”の特別仕様車として「T-spec 匠エディション(T-spec Takumi Edition)」と「スカイライン エディション(Skyline Edition)」を発売した。車両価格はT-spec 匠エディションが15万1090ドル(約2390円)、スカイライン エディションが13万1090ドル(約2075円)に設定。2モデルとも今夏に米国に導入され、販売台数は200台未満になるという。

日産が北米向けGT-Rの生産を本年10月に終了すると発表。合わせて2モデルの最終限定車を設定
(画像=▲米国日産が現行の北米向けR35型GT-Rの生産を本年10月に終了すると発表。そのファイナルを飾る特別仕様車として「T-spec 匠エディション」(写真・右)と「スカイライン エディション」(同・左)を発売する,『CAR and DRIVER』より 引用)

2モデルの特別仕様車の特徴を紹介していこう。

 まずGT-R T-spec 匠エディションは、パワーユニットにピストンリング、コンロッド、クランクシャフトなどに匠による高精度重量バランスエンジン部品を採用したVR38DETT型3799cc・V型6気筒DOHC24Vツインターボユニットを搭載。“Handbuilt by 匠”と匠の名を冠したエンジンバッジのレタリングはレッドで彩り、またエンジンルームにはゴールドのVINプレートを配する。また、エクステリアにはミッドナイトパープルのボディカラーを、インテリアには専用のモリグリーン(Mori Green)トリムを採用した。なお、本特別仕様車には通常モデルの2024年型GT-R T-specと同様、NISMOカーボンセラミックブレーキやゴールド塗装NISMO’s RAYS20インチ鍛造アルミホイール、NISMOチューンドビークルダイナミックコントロール、ワイドフロントフェンダーなどを標準で組み込んでいる。

日産が北米向けGT-Rの生産を本年10月に終了すると発表。合わせて2モデルの最終限定車を設定
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
日産が北米向けGT-Rの生産を本年10月に終了すると発表。合わせて2モデルの最終限定車を設定
(画像=▲日産GT-R T-spec 匠エディション パワーユニットには高精度重量バランスエンジン部品を採用したVR38DETTユニットを搭載。“Handbuilt by 匠”と匠の名を冠したエンジンバッジのレタリングはレッドで彩り、またエンジンルームにはゴールドのVINプレートを配する,『CAR and DRIVER』より 引用)
日産が北米向けGT-Rの生産を本年10月に終了すると発表。合わせて2モデルの最終限定車を設定
(画像=▲ボディカラーはミッドナイトパープルで彩る,『CAR and DRIVER』より 引用)
日産が北米向けGT-Rの生産を本年10月に終了すると発表。合わせて2モデルの最終限定車を設定
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
日産が北米向けGT-Rの生産を本年10月に終了すると発表。合わせて2モデルの最終限定車を設定
(画像=▲インテリアには専用のモリグリーン(Mori Green)トリムを採用,『CAR and DRIVER』より 引用)
日産が北米向けGT-Rの生産を本年10月に終了すると発表。合わせて2モデルの最終限定車を設定
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
日産が北米向けGT-Rの生産を本年10月に終了すると発表。合わせて2モデルの最終限定車を設定
(画像=▲通常モデルのGT-R T-specと同様、NISMOカーボンセラミックブレーキやゴールド塗装NISMO’s RAYS20インチ鍛造アルミホイール、NISMOチューンドビークルダイナミックコントロールを装備,『CAR and DRIVER』より 引用)

 一方、日産のアイコニックなネーミングの“スカイライン”を冠したGT-Rスカイライン エディションは、通常モデルのGT-Rプレミアムをベースに、ボディカラーとしてR34型GT-Rや2019年発売の50周年記念モデルのカラーパレットで設定したベイサイドブルーを復活して採用。また、インテリアには同系色のソラブルー(Sora Blue)トリムを配し、スカイラインのイメージに即した内外装に仕立てている。

日産が北米向けGT-Rの生産を本年10月に終了すると発表。合わせて2モデルの最終限定車を設定
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
日産が北米向けGT-Rの生産を本年10月に終了すると発表。合わせて2モデルの最終限定車を設定
(画像=▲日産GT-Rスカイライン エディションはボディカラーにベイサイドブルーを纏う,『CAR and DRIVER』より 引用)
日産が北米向けGT-Rの生産を本年10月に終了すると発表。合わせて2モデルの最終限定車を設定
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
日産が北米向けGT-Rの生産を本年10月に終了すると発表。合わせて2モデルの最終限定車を設定
(画像=▲インテリアには新色のソラブルー(Sora Blue)トリムを採用,『CAR and DRIVER』より 引用)

提供元・CAR and DRIVER

【関連記事】
「新世代日産」e-POWER搭載の代表2モデル。新型ノートとキックス、トータルではどうなのか
最近よく見かける新型メルセデスGクラス、その本命G350dの気になるパワフルフィール
コンパクトSUV特集:全長3995mm/小さくて安い。最近、良く見かけるトヨタ・ライズに乗ってみた
2020年の国内新車販売で10万台以上を達成した7モデルとは何か
Jeepグランドチェロキー初の3列シート仕様が米国デビュ