※当記事はYoutubeチャンネル「Motorcycle Fantasy」協力のもと、モトメガネが編集構成しています。

その車両のことを知るなら、実車を前にして細部まで観察するに限る。
とはいえ、近くにバイクショップがなかったり販売終了モデルだったりするとなかなか難しい……。
そこで、バイク買取も行っているモトメガネがバイクの特徴を紹介!
当記事では車両の特徴を駆け足で見ていく。さらに踏み込んだ車両の詳細に関しては「Motorcycle Fantasy」のYouTubeチャンネルでチェックしてほしい。

カワサキの『Z250』だ!!

Z250の車種プロフィール

走りを予感させる“SUGOMI”デザインの「Z250」は、2013年2月1日にカワサキの公式ウェブサイト上にて突如発表され、4月15日に発売された。パワフルなエンジンと軽量トレリスフレームにより、軽快なストリートライディングを実現。カワサキのスーパーネイキッド「Z」の血統を受け継ぐ“SUGOMI”デザインを身にまとい、ライダーの意のままに操れる優れたパフォーマンスを発揮する。

2018年にフルモデルチェンジ。2023年モデルは、最新の排ガス規制に適合させたことにより、最高出力と最大トルクがわずかに下がったが、レスポンスは良好で、先代モデルと比較しても遜色のないパワーユニットに仕上がっている。

バイクの特徴をざっくりチェック!

手頃な価格で人気の『カワサキZ250』。エンジン、車体、足回り、ハンドル周りとその他の特徴的な部分をチェックしていこう。

エンジン

Z250は排気量248cmcc.並列2気筒エンジンを搭載。フルカウルスポーツのニンジャ250と共通の車体構成を持つ。大容量のエアクリーナーボックスとダウンドラフトの直線的な吸気レイアウトを採用。吸気効率が高められ力強いパフォーマンスを発揮する。

走りはとてもスムーズ。エンジンレスポンスがよく、低速域での豊かなトルクにより、初心者からベテランまで幅広いライダーを楽しませてくれる。

車体(フレーム)

Z250には、カワサキの解析技術により設計されたトレリスフレームを採用。高張力鋼管を組み合わせ、エンジンも強度メンバーとすることで、最適な剛性を得ながら車体の軽量化にも貢献している。

足回り

タイヤサイズは、フロント110/70-17M/C 54H・リア140/70-17M/C 66H。ø41mmの正立フロントフォークと、ユニトラックリヤサスペンションが軽快な走りを約束する。Φ310mm径のペータルディスクを採用し、制動力も十分である。

ハンドルまわり・灯火類

多機能インストゥルメントパネルには、視認性の高い指針表示のタコメーター(表示モードは3種類)とデジタル表示のスピードメーター、ギヤポジションインジケーター、燃料計、温度計、エコノミカルライディングインジケーターなどを備えた液晶ディスプレイを装備する。

鋭角的なデザインのフロントカウル、コンパクトなメーターバイザー、高照度のLEDヘッドライトが、フロント周りのアグレッシブでシャープなルックスを造り上げている。

その他の装備&特徴

シャープなデザインとがっちりとしたボディワークを組み合わせることで、アグレッシブで俊敏、かつ力強いスタイリングを実現。ZX-10Rと共通のテールランプを採用することで、Z250がカワサキ・スポーツバイクのカテゴリーであることを主張している。

マフラーはニンジャ250と同タイプの多角形型サイレンサーを備えたタイプ。2気筒らしい、軽快なサウンドを響かせる。シート高は795mmだが、2023年モデルは足つきを考慮して旧型よりもシート幅が約30mm狭い。逆にポジションが窮屈に感じるライダーには、シート高が30mmアップするハイシートがおすすめだ。