マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)が、ボローニャ(イタリア1部)に所属するスイス代表FWダン・エンドイェ(23)の獲得に興味を持っているようだ。
母国のローザンヌでプロキャリアをスタートさせたンドイは、ニースやバーゼル(スイス1部)でのプレーを経て、2023年夏にボローニャへ完全移籍。抜群のスピードを生かしたドリブル突破を武器に今季は負傷離脱がありながらも公式戦38試合に出場して3ゴール5アシストを記録した。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によれば、現在開催されているユーロ2024のドイツ代表戦でゴールを記録したエンドイェに関して、ユナイテッドがその試合直後に情報収集するためにボローニャにコンタクトを取ったという。
ユナイテッドはスイス代表FW獲得に向けた正式な交渉を行なっていないものの、移籍金などについて問い合わせたようだ。ただ、同選手には右ウイングバックの主力としてスクデット獲得に貢献したオランダ代表DFデンゼル・ダンフリースの去就が不透明となっているインテル(イタリア1部)も目を光らせているようだ。
なお、ユナイテッドは昨年12月にサー・ジム・ラトクリフ氏が会長を務めるイギリスの多国籍化学企業『INEOS(イネオス)』にクラブの株式25%を売却。そのINEOSはニース(フランス1部)の株式も保有しており、エンドイェのことをよく理解しているようだ。