鈴木唯人 写真:Getty Images

 デンマーク1部ブレンビーIF所属の日本代表FW鈴木唯人が、リーグアン(フランス1部)ストラスブール時代を回顧。苦悩の日々を過ごす中、チームメイトのGK川島永嗣(現ジュビロ磐田)から受けたアドバイスを明かしている。

 市立船橋高校から清水へ加入し、高卒1年目から存在感を発揮していた鈴木。昨年1月に清水からストラスブールへ期限付き移籍したが、しばらくトップチームで出番がなく、3月にはリザーブチームでプレー。4月16日のアジャクシオ戦で1ゴールと鮮烈デビューを飾ったが、その後はリーグ戦2試合の出場にとどまり、わずか半年でストラスブールを退団していた。

 そんな鈴木は今月、インターネット動画配信サービス『DAZN』制作番組の「内田篤人のフットボール・タイム」にゲスト出演。日本代表OBの内田氏から「ストラスブール移籍時に他クラブからオファーはあったか」と訊かれると、「(他クラブからオファーが)なかったです。川島永嗣チーム一択で、『ありがとうございます、よろしくお願いします!』という感じ」と語った上で、自身初の海外挑戦を決断した時の心境を振り返っている。

 「初の海外挑戦では躊躇があった。何も分からなかったけど、環境を変えたい気持ちがあったし、飛び込まないと成長しないだろうなと思っていた」

 ストラスブールでの活躍が期待されていたものの、不本意な結果に終わった鈴木。「感覚としては、すごいやれるはずだったけど…、まあでも…」と時折言葉を詰まらせながら、悔しさも滲ませつつも、「永嗣さんから『やるべきことをしっかりやっていたら大丈夫』と言われていたので。若くて一喜一憂するけど、とりあえず歯を食いしばって毎日頑張ろうと。それだけだと思っていた」と、ベテランGKからの助言で踏みとどまったことを明かしている。

 鈴木はストラスブール退団後、一度清水へ復帰したものの、昨年8月にブレンビーへ完全移籍。2度目の海外挑戦はデンマーク1部リーグ・プレーオフあわせて26試合の出場で9ゴール8アシストをマーク。ブレイクを果たすと、今月6日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選のミャンマー戦で代表デビュー。プレーオフでの活躍により、ブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルトをはじめ複数クラブからの関心が報じられている。