チェルシー(イングランド1部)が、ノッティンガム・フォレスト(同1部)に所属するブラジル人DFムリージョ(21)の獲得に興味を持っているようだ。
今夏にブラジル代表DFチアゴ・シウバが契約満了に伴い退団した一方で、フラムからイングランド人DFトシン・アダラビオヨをフリーで獲得したチェルシー。イングランド代表DFレビー・コルウィルやフランス代表DFアクセル・ディサシなど現在はセンターバックを主戦場としている選手が6名在籍している状況だ。
それにも関わらず、イギリス『ガーディアン』によれば、チェルシーはムリージョの獲得に向けてノッティンガムにファーストコンタクトを取ったという。ノッティンガムが移籍金7000万ポンド(約142億3000万円)を要求していることから、チェルシーはアカデミー出身で売却時には純利益として計算されるイングランド人DFトレボ・チャロバーを譲渡する用意があるようだ。
しかしながら、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)も関心を示しているチャロバーはヨーロッパのコンペディションに参加できるクラブへの移籍を望んでおり、チャンピオンシップ降格となったノッティンガムへの移籍に前向きかどうかは不透明だという。
その一方で、ノッティンガムはファイナンシャルフェアプレーへの抵触を避けるために、プレッシャーに晒されているとのこと。ムリージョへのオファーを緩和する可能性もあるが、セネガル代表DFムサ・ニアカテをオリンピック・リヨン(フランス1部)に売却する見込みとなっている。
コリンチャンス(ブラジル1部)でプロキャリアをスタートさせたムリージョは、昨夏にノッティンガムへ加入。対人守備の強さや高水準な左足のキックなどを武器に主力に定着すると、ここまでプレミアリーグ32試合に出場して2アシストを記録している。