メイソン・グリーンウッド 写真:Getty Images

 オリンピック・マルセイユ(フランス1部)が、ヘタフェ(スペイン1部)に在籍する元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッド(22)の獲得に興味を持っているようだ。

 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)下部組織出身のグリーンウッドは2019年3月にトップチームデビューを果たすと、その翌年にはプレミアリーグ2桁ゴールを達成。だが、2022年1月に当時交際していた恋人への暴行などで逮捕されると、2022年に入り起訴が取り下げられていた。

 そんなグリーンウッドだが、ユナイテッドでのキャリアを再開させることが困難であることから今季はヘタフェにレンタル移籍。その新天地では卓越したボールコントロールを武器にラ・リーガ33試合で8ゴール6アシストの成績を残した。

 イギリス『アスレティック』によれば、来季からロベルト・デ・ゼルビ監督が指揮を執るマルセイユがグリーンウッドの獲得を検討しており、ユナイテッドと初期段階の交渉を行ったとのこと。資金面に関する話し合いは行われていないが、マルセイユは同選手と前向きな話し合いを行ったようだ。

 また、ユナイテッドは現時点で完全移籍での売却を望んでいるが、再度ローンに出すことやトレーニング復帰の可能性も排除していないとのこと。なお、イングランド人アタッカーにはラツィオ(イタリア1部)が強い関心を示しているほか、ユベントス(同1部)やナポリ(同1部)のイタリア勢に加えて、スペインやドイツ、ポルトガルのチームも状況を注視しているようだ。