オラ・ソルバッケン 写真:Getty Images

 ノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンは、今月末での期限付き移籍期間満了により浦和レッズを退団し、一旦ローマへ復帰する模様。元日本代表DF酒井宏樹、MF岩尾憲、カタール移籍が濃厚である元デンマーク代表DFアレクサンダー・ショルツと、浦和所属選手の退団が相次いでいる。

 ソルバッケンは昨年、ローマから期限付き移籍先のギリシャ1部オリンピアコスで構想外に。今年1月にオリンピアコスを退団して浦和へ加入したものの、コンディション不良により公式戦でのメンバー外が続いていた。それでも先月22日開催のYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦(対V・ファーレン長崎)でデビューすると、今月1日の明治安田J1リーグ第17節ヴィッセル神戸戦で同点ゴールをアシスト。26日の第20節鹿島アントラーズ戦でもスタメン出場しただけに、ファン・サポーターからは同選手のさらなる活躍が期待する声が挙がっていた。

 レンタル元のローマと2027年6月まで契約を残しているソルバッケン。ローマの専門サイト『フォルツァ・ローマ』は先月16日、同クラブが契約解除に踏み切る可能性を伝えていたが、その後スウェーデン1部マルメFF移籍の可能性が浮上。今夏の去就は不透明とみられていた。

 そんな中、『フォルツァ・ローマ』は今月27日に「ソルバッケンが日本に別れを告げる。日本での冒険は忘れられないものとなった」とリポート。浦和退団が既定路線とした上で、「ローマのプロジェクトに参加する可能性は低い。ローマは彼の移籍先を探すために努力する必要がある」と他クラブへ移籍する可能性を伝えた。

 また、同メディアは「マルメはここ数週間にわたり交渉を行っていたが、高額年俸が交渉の妨げになった」と、マルメ移籍破談も報道。マルメは27日にスコットランド1部セルティックからモンテネグロ代表FWセアド・ハクサバノビッチを獲得しただけに、ソルバッケンを迎え入れる可能性は消滅したとみられる。