三菱自動車が軽スーパーハイトワゴンのデリカミニとeKスペースを一部改良。サイバーセキュリティに関わるソフトウェアのプログラムを変更して最新の法規に適合させたほか、eKスペースには新ボディカラーを設定

 三菱自動車は2024年6月20日、軽スーパーハイトワゴンのデリカミニとeKスペースの一部改良を実施し、同日より発売した。

三菱デリカミニとeKスペースがサイバーセキュリティに関わるソフトウェアのプログラムを変更して信頼性を強化
▲三菱デリカミニ・Tプレミアム(4WD) 価格:CVT227万1500円 全長3395×全幅1475×全高1830mm ホイールベース2495mm 車重1060kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費17.5km/リットル 写真のボディカラーはアッシュグリーンメタリック×ブラックマイカ(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

車種展開および車両価格は以下の通り。

■デリカミニ

Tプレミアム:2WD210万7600円/4WD227万1500円

T:2WD191万4000円/4WD212万5200円

Gプレミアム:2WD201万8500円/4WD218万2400円

G:2WD183万7000円/4WD204万8200円

■eKスペース

G:2WD169万4000円/4WD182万6000円

M:2WD158万700円/4WD171万2700円

三菱デリカミニとeKスペースがサイバーセキュリティに関わるソフトウェアのプログラムを変更して信頼性を強化
▲三菱eKスペースG(2WD) 価格:CVT169万4000円 全長3395×全幅1475×全高1780mm/ホイールベース2495mm 車重960kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費20.9km/リットル 写真のボディカラーはナチュラルアイボリーメタリック×ブラックマイカ(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

 今回の改良は、自動車のコネクティッド化によるサイバー攻撃のリスク増加に即して、サイバーセキュリティに関わるソフトウェアのプログラムを変更し、最新の法規に適合させたことがトピック。また、eKスペースはボディカラーにライラックピンクメタリック/ホワイトソリッドの2トーンを新たに設定し、モノトーン7色、2トーン4色の全11色展開とした。

三菱デリカミニとeKスペースがサイバーセキュリティに関わるソフトウェアのプログラムを変更して信頼性を強化
▲サイバーセキュリティに関わるソフトウェアのプログラムを変更し、最新の法規に適合させる。写真はデリカミニ(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
三菱デリカミニとeKスペースがサイバーセキュリティに関わるソフトウェアのプログラムを変更して信頼性を強化
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
三菱デリカミニとeKスペースがサイバーセキュリティに関わるソフトウェアのプログラムを変更して信頼性を強化
▲eKスペースはボディカラーにライラックピンクメタリック/ホワイトソリッドの2トーンを新設定し、モノトーン7色、2トーン4色の全11色展開とする(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

 デリカミニおよびeKスペースの福祉車両“ハーティーランシリーズ”の「助手席ムービングシート仕様車」を、ベース車と同様の改良を施したうえで継続設定したことも訴求点。助手席ムービングシート仕様車は電動で助手席シートが外側に回転し、車外にスライドしながら下降することで乗降性を高め、車いすから助手席への乗り降りの負担を軽減させる。架装費用は45万9000円に設定している。

三菱デリカミニとeKスペースがサイバーセキュリティに関わるソフトウェアのプログラムを変更して信頼性を強化
▲デリカミニおよびeKスペースの福祉車両“ハーティーランシリーズ”の「助手席ムービングシート仕様車」を継続設定。写真はデリカミニ・Gプレミアム(2WD)助手席ムービングシート仕様車で、車両価格は架装費用込みで232万7000円(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

 パワートレインは基本的に従来を踏襲し、デリカミニがT系グレードにBR06型659cc直列3気筒DOHC12Vインタークーラー付きターボエンジン(最高出力64ps/5600rpm、最大トルク10.2kg・m/2400~4000rpm)+SM21型モーター(最高出力2.0kW/1200rpm、最大トルク40Nm/100rpm)+リチウムイオン電池+CVTのマイルドハイブリッドを、G系グレードにBR06型659cc直列3気筒DOHC12Vエンジン(最高出力52ps/6400rpm、最大トルク6.1kg・m/3600rpm)+SM21型モーター(最高出力2.0kW/1200rpm、最大トルク40Nm/100rpm)+リチウムイオン電池+CVTのマイルドハイブリッドを搭載。一方、eKスペースは全グレードにBR06型659cc直列3気筒DOHC12Vエンジン(最高出力52ps/6400rpm、最大トルク6.1kg・m/3600rpm)+SM21型モーター(最高出力2.0kW/1200rpm、最大トルク40Nm/100rpm)+リチウムイオン電池+CVTのマイルドハイブリッドを搭載している。

提供元・CAR and DRIVER

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