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自分が好きなこと・得意なことを人に教えるために資格を取ったり、学んでいる人も多いだろう。しかし実は、講師になるために一番大切なのははじめの一歩をとにかく踏み出すことだ。

そう語るのは現役会社員・副業講師の滝川徹氏。今回は、滝川氏の著書『ちょっとしたスキルがお金に変わる「副業講師」で月10万円無理なく稼ぐ方法』より、副業講師のはじめの一歩の踏み出し方について、再構成してお届けします。

一回セミナーをやってみる

セミナー講師になるために一番大切なのは、実は最初の一歩を踏み出すことです。とにかく一回セミナーを開いてみる。これにつきます。当たり前のことをなぜ私が強調するのか。

それは私のまわりを見ていても、セミナーを開催することを躊躇して最初の一歩を踏み出せない。そんな人があまりにも多いからです。本を出している著者とかでもそうなのです。

彼・彼女らに「セミナーをやったりしないのですか?」と聞くと「いつかは開きたい」と言うのです。「やればいいじゃないですか」と私は率直に言ってしまうのですが(笑)、たいていの場合「まだ自信がない」という趣旨の反応が返ってきます。

セミナー講師をやる資格が自分にあるのだろうか。そう自問自答してしまうのでしょう。昔の私もそうだったからその気持ちはよくわかります。

ここでのポイントは、本を出す著者のような人でもセミナーを開くことに抵抗を感じるということです。著者は、少なくとも書いている本のテーマについては専門家のはずです。彼・彼女らにセミナーを開く資格がないわけがないですよね。

それでも資格がないと感じてしまう。ここに多くの人がセミナーを開けない理由があります。皆さんがセミナーを開こうと思った時、同じように感じる確率はものすごく高いでしょう。

ではそう感じた時、どうすればいいのかというと、勇気を出して一歩踏み出すことです。これしかありません。参考までに私が講師デビューしたきっかけをお話ししておきたいと思います。