ソウル、2024年3月31日発表 – Hyundai Motor Companyは、Hyundai Motorとその自律運転技術開発するパートナーであるMotional社が共同開発した全電動式の自動運転車両「IONIQ 5(アイオニック ファイブ)ロボットタクシー」が米国の運転免許試験と同様の試験に無事合格する様子を紹介するキャンペーン動画を公開しました。
IONIQ 5 ロボットタクシーの自律走行技術の安全性と信頼性を伝えるために制作されたこの動画では、このロボットタクシーが米国ラスベガスの公道走行など、公共レベルの運転免許試験に合格するまでの様子を紹介し、その卓越した性能を実証しています。この快挙は、自律走行車のための技術を結集したIONIQ 5 ロボットタクシーの信頼性の高さと、全ての人に安全で自由な移動を提供する可能性を示しています。
動画は、視覚障害のあるアメリカ人女性Pearl Outlaw(パール・アウトロー)と、母親のRuth(ルース)へのインタビューから始まります。パールさんは、網膜色素変性症という症状のために自由な移動ができない上に、多くの人にとって自立と自由の象徴である運転免許証を取得することもできません。
パールさんのストーリーは、身体障害のある人たちが日々の生活で抱える、移動に関するさまざまな課題を浮き彫りにし、自立を実現する上での自律運転技術の重要性を強調しています。他人に頼らずに自由に移動できる自由を提供するIONIQ 5ロボットタクシーは、「自立したモビリティ」というパールさんの夢を実現するものです。※1
「私は、DMV(日本の運転免許証センターに相当する、米国のDepartment of Motor Vehicles(車両管理局)認定運転試験官として25年の経験があります。この25年の間に、公共の安全のために何千人もの受験者を落第させてきました」と、IONIQ 5 ロボットタクシーの試験実施前に担当試験官のKandice Jones(キャンディス・ジョーンズ)は述べました。封鎖されたコースでジョーンズさん監視のもと実施した運転免許試験のシミュレーションで、IONIQ 5 ロボットタクシーは、速度制御、車線変更操作、一時停止標識での正確な停止、左折、そして危険発生時の反応時間においてすばらしい結果を残し、見事試験に合格しました。※2
動画の中で、IONIQ 5 ロボットタクシーは、ラスベガスで最も有名な通りであるラスベガス・ストリップやラスベガス郊外を難なく走行しています。※3
IONIQ 5 ロボットタクシーは、モビリティを大きく変える多様な技術を1台の車で体現したものです。これは、Hyundai Motor Groupと自律運転技術を開発するMotional社が、先進的な自動車プラットフォームおよび自動運転技術の開発と厳格なテストにおいて長年にわたりさまざまな分野で協力してきた結果です。IONIQ 5 ロボットタクシーは、LiDAR、レーダーおよびカメラを組み合わせた一連の高度なセンサーにより、多様な運転環境において一貫したドライビングパフォーマンスを実現します。
「移動の自由を追求する企業であるHyundaiが開発したIONIQ 5 ロボットタクシーの安全性と信頼性を、このキャンペーン動画で確認してください。今後もAIを活用した自律運転技術をさまざまな形で発信していきます。私たちは、自律運転技術はお客様の毎日の生活にポジティブな変化をもたらすと確信しています」と、同社シニアバイスプレジデント兼グローバルマーケティング責任者Sungwon Jee(ジ・ソンウォン)はコメントしています。
『Hyundai gets its driver's license (Hyundaiが運転免許を取得)』の動画は、Hyundai Motor Companyの公式YouTubeチャンネルで視聴することができます。
※1 IONIQ 5 ロボットタクシーサービスは、ネバダ州ラスベガスの一部エリアで利用可能ですが、時間帯によっては利用できない場合があります。ラスベガスでロボタクシーに乗車してみたいお客様は、Uberアプリにアクセスし、「UberX」または「Uber Comfort Electric」を選択すると、IONIQ 5ロボットタクシーとマッチングされるチャンスがあります。自律走行車の配車が可能な場合、Uberはその自律走行車とお客様をマッチングします。お客様が自律走行車を選択したら、配車が確定となり迎えに来ます。Motional社による自律運転機能の継続的なテスト中は、常に運転席に運転者がいるため、必要に応じて走行中の車両の運転を引き継ぐことができます。
※2 ジョーンズさんにはこの動画への出演料をお支払いしています。今回のキャンペーン動画でジョーンズさんが実施した運転免許試験のシミュレーションは、ネバダ州車両管理局の認可または認定を受けていません。ジョーンズさんがキャンペーン動画の中で発行した運転免許証はレプリカであり、ネバダ州車両管理局の認可を受けていません。
※3 今回のキャンペーン動画の自律運転部分の一部は、人間のドライバーでシミュレートされました。IONIQ 5 ロボットタクシーの自律運転機能のテストはすでに何千時間も実施していますが、Motional社は今後もネバダ州ラスベガスの閉鎖コースとオープンコースで自律走行車のテストを続けます。
Hyundai(ヒョンデ)について
1967年に設立されたHyundai Motor Companyは、世界200ヵ国以上で事業を展開し、12万人以上の従業員を雇用しており、世界中のモビリティに関する現実的な課題に取り組んでいます。ブランドビジョンである「Progress for Humanity」に基づき、Hyundai Motorはスマートモビリティ・ソリューション・プロバイダーへの転換を加速しています。Hyundaiは、革新的なモビリティソリューションを実現するために、ロボティクスやAdvanced Air Mobility(AAM)などの先進技術に投資し、未来のモビリティサービスを導入するためのオープンイノベーションを追求しています。世界の持続可能な未来のために、Hyundai Motorは業界をリードする水素燃料電池と電気自動車技術を搭載したゼロエミッション車を導入するための努力を続けていきます。