ロジスティクス事業やコンサルティング事業を行う株式会社NiceEzeは、宅配ボックスと無人販売ストアを兼ねた「スマロビ」を6月17日(月)に公開しました。
これは、マンションに設置することを想定したAI連携型設備。社会問題にもなっている「再配達」を解消すると同時に、荷物の誤配達や盗難を防ぐシステムも完備するとしています。
カメラとAIが荷物を監視
「スマロビ」は宅配ボックスの「スマロビAIラック」と冷蔵商品販売ストア「スマロビAIストア」で構成されています。
「スマロビAIラック」は、さまざまな大きさの荷物の預入・受取ができる宅配ボックス。専用アプリ(LINEミニアプリ版)をダウンロードすれば、荷物の預り情報の閲覧や希望配送方法の選択、マンション情報通知などを利用できるそうです。
また、監視カメラとAIで「荷物が正しく投函された」「荷物が移動した」「荷物が間違って受け取られてしまった」などを自動的に検知して、アラートを発出する機能も備えているといいます。
「スマロビAIラック」は、2024年5月に勝どきエリアのマンション「プラザ勝どき」で1カ月の実証実験を実施。その結果、再配達率0%を実現しているそうです。
なお、2024年の年末から冷蔵・冷凍の荷物の預入と受取にも対応する予定です。
要冷蔵品対応の無人販売機能も
「スマロビ」を構成するもう1つの機能、「スマロビAIストア」は24時間対応の無人販売ストレージです。食品や日用品などの販売が可能で、利用者は専用アプリを使って自動決済による買い物ができる仕組みになっています。
こちらは要冷蔵品の陳列にも対応可能。入居者のニーズに合わせた幅広い種類の商品を販売できるとしています。
<参考>
“宅配便の再配達ゼロ” を実現し、「物流の2024年問題」解決へ。日本初!販売機能を併設した“変形式”AI宅配ボックス「スマロビ」 2024年6月17日より正式ローンチ