身体イメージが定着していない幼少期は体外離脱(OBE)を起こし易いと言われている。意図せず“抜けてしまった”経験がある人も意外と多いのではないだろうか? とはいえ、こういった経験は年齢を重ねるにつれ消失していくのが常である。今でも自由自在に体外離脱できるという人は極めて稀と言えるだろう。だが、世界には過去40年以上にわたり、体外離脱し続ける驚愕の人物も存在するのだ。
■体外離脱は多次元の現実を行き来する行為
英紙「Express」によると、カナダ人のトッド・アカメシス氏(47)は、5歳の時に臨死体験をして以来、42年間にわたって何度も幽体離脱を経験してきたという。さらに現在は、その経験を生かして体外離脱法をティーチングしているというから驚きだ。
アカメシス氏は、超常現象、陰謀論、ニューエイジを主題にした例年開催のカンファレンス「グラストンベリー・シンポジウム」に登壇し、我々は「多次元の現実」の中にいるため、体外離脱の状態であれば、ビルの中を“透視”することや、壁を通り抜けることも簡単にできると語った。
「(体外離脱時に)声が聞こえたんです。『大丈夫。君の体はこの現実とは異なる別次元の現実に存在する』と言っていました」(アカメシス氏) 「私はもはや物理的な現実を見てはいません。(体外離脱は)は単に肉体から離脱するだけではありません。我々は意識そのものなのです」(同) 「我々はこの現実に根ざしていますが、物理的な身体に限定されるものではないのです」(同)
さらに、我々の非物理的な精神はそれぞれの意識を通して、ある現実のレベルで相互に繋がっているとのことだ。まるでユングの集合意識のような話だが、アカメシス氏は経験的にそれを実感したということだろう。 ■体外離脱は危険か?
シンポジウムには、ある原住民から体外離脱の方法を学んだというオランダ人のMarja De Vries氏も登壇。身体には、“物理的な身体”、“時空内の非物理的身体”、“時空を超えた非物理的身体”の3つが存在するというユニークな説を紹介。体外離脱や時空離脱はとても印象的な経験だったと語る一方、好奇心で実践実践すると危険だと警告、「一切衆生の幸福を願う純粋な意図で行うべき」と語った。
これに対し、アカメシス氏は体外離脱にそのような危険は伴わず、そもそも夢がアストラル・プロジェクション(体外離脱)の一部であるのだから、誰もが安全に試みることができると反論。両者で意見が割れる場面もあったという。
科学のメインストリームからは疑似科学のレッテルを貼られることの多い体外離脱や臨死体験であるが、トカナでもご紹介したように量子力学の観点から解釈しようという野心的な試みも存在する。アカメシス氏らの経験が科学的に認められる日も近い将来訪れるかもしれない。
参考:「Express」、「Ancient Code」、ほか
※当記事は2017年の記事を再編集して掲載しています。
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提供元・TOCANA
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