斉藤光毅 写真:Getty Images

 パリ五輪U23日本代表候補のFW斉藤光毅が、今季限りでオランダ1部スパルタ・ロッテルダムを期限付き移籍期間満了により退団した模様。すでにFW上田綺世擁するフェイエノールトなど、複数クラブからの関心が報じられている。

 横浜FC下部組織出身の斉藤は、2022年夏にベルギー2部ロンメルSKからロッテルダムへ期限付き移籍。昨季オランダ1部リーグで7ゴール5アシストと結果を残すと、今季も16試合のスタメン出場で3ゴール5アシスト。昨年10月にハムストリングの負傷により離脱したとはいえ、復帰後に左ウイングで再びレギュラーに定着するなど、実力を証明していた。

 斉藤の期限付き移籍期間は今月末までである中、スパルタのヘラード・ネイカンプTD(テクニカルディレクター)が先月の時点で「オランダ国外からも多くのクラブが関心を寄せている。彼を引き留めるのは不可能だ」と語っていた。

 すると、オランダメディア『Voetbal』は25日にロッテルダム所属選手の去就を特集。日本代表アタッカーについて「すでにロンメルSKへ復帰している」とリポート。ロッテルダムの公式発表は25日時点でないものの、同選手はプレシーズントレーニングに合流していないものとみられる。

 斉藤の移籍先候補については、オランダの移籍情報を専門に扱う『フットボールトランスファーズ』が先月24日に「PSVアイントホーフェンで出場機会が確保できる可能性、PSVのプレースタイルを踏まえると、PSV移籍はあまり適切ではない」と綴ると、フェイエノールトとFCトゥウェンテが同選手の獲得に動く可能性を報道「フェイエノールトは斉藤を高く評価している。長期的に成長するためにはフェイエノールト移籍が最適であるが、トゥウェンテはウインガー不足に陥っているため、スタメン確約の可能性は高い」と見解を示していた。

 今月のアメリカ遠征で、U23日本代表に招集された斉藤。7月3日にパリ五輪代表メンバー発表を控える中、ステップアップ移籍の可能性に注目が集まっている。