今季のJ1リーグ前半戦を首位で終えた一方、天皇杯2回戦では筑波大学に敗れた町田ゼルビア。黒田剛監督のラフプレー・マナー批判コメント、MF安井拓也をはじめ町田所属選手の相次ぐ負傷退場を巡る議論が止まない中、町田批判に対する指揮官の発言にも注目が集まっている。
町田は天皇杯2回戦で安井、DFチャン・ミンギュ、MFナ・サンホ、FWミッチェル・デュークが負傷。骨折と診断された選手もいるだけに、黒田監督はレイトタックルがあったと主張すると同時に「ほとんどジャッジされなかった」と判定を非難している。
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また、筑波大学の一部選手に対して「非常にマナーが悪い」と苦言を呈したほか、批判の対象は小井土正亮監督の指導法にも。一方、小井土監督は「一生懸命やった結果」と主張。町田所属選手の負傷について謝罪したものの、自チームの選手に対する否定的なコメントは無かった。
ネット上で筑波大学蹴球部員や黒田監督など、両チーム関係者への批判や誹謗中傷が見受けられる一方、事態の収束を願うファン・サポーターも見受けられる。また一部報道によると、町田指揮官は今月26日にJ1第20節ヴィッセル神戸戦を控える中、「家族がいるからね。子供たちも良い気がしない」と批判や誹謗中傷に言及したという。
しかし、この黒田監督の発言に対しても反発の声が。ネット上では「筑波大の選手や関係者、審判の方々にも家族はいる」「筑波大へのコメントに対する謝罪がない」などと、筑波大批判発言を巡る厳しい意見が噴出。
「自分が言いたい放題言っておいて、批判されたら家族が〜って逃げるのは恥ずかしくないのか?」「一方的に文句だけ言ってこの言い分は卑怯極まりない」「この後に及んで自身を被害者かのように言う所が好感持てない」「相手へのリスペクトがないから簡単に我々は正義だとか筑波大への言葉とかが出てくるんでしょ?」といった批判が飛び交うなど、発言内容を改めるように求める声も見られる。