FC東京所属GK野澤大志ブランドンは、今月22日に行われた明治安田J1リーグ第19節の湘南ベルマーレ戦でフル出場し、クリーンシートを達成。パリ五輪U23日本代表入りが期待される中、ゴールマウスを守る上でのメンタルについて持論を述べている。
昨季途中にGKヤクブ・スウォビィクから正守護神の座を奪った野澤。今季は開幕から4試合つづけてGK波多野豪にレギュラーを明け渡していたものの、AFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選終了後はリーグ戦6試合続けてスタメン出場。第14節名古屋グランパス戦では3失点を喫したが、第15節横浜F・マリノス戦以降はいずれの試合でも1失点以下にまとめるなど、安定感が際立っている。
湘南戦でシュート25本、枠内シュート9本を浴びながらも、好セーブ連発で無失点に抑えた野澤。インターネット動画配信サービス『DAZN』制作番組「やべっちスタジアム」のインタビューで、複数のセーブを解説する中、ピンチの場面における自身の状態について以下のように語っている。
「型にはまらないことが大事なのかなと思っている。想像性というか、ボールに食らいつく。結局シュートを止めたら良いので。もちろん技術とか型はあると思うけど、最後の部分は野獣のように食らいつくメンタルが必要かなと思っている」
今月のアメリカ遠征で、GK鈴木彩艶(シント=トロイデンVV)、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)とともにU23日本代表に選出された野澤。来月3日のパリ五輪代表メンバー発表を前に、所属クラブでのアピールが続いている。