鹿島アントラーズ所属の日本代表MF佐野海舟が、岡崎慎司氏の古巣であるブンデスリーガ(ドイツ1部)マインツへ移籍する模様。ドイツメディアも同選手の去就に注目している。
ドイツ紙『キッカー』によると、マインツはベンフィカへ移籍するMFレアンドロ・バレイロの後釜として、佐野の獲得に動いている模様。同クラブのクリスティアン・ハイデルSD(スポーツディレクター)は「我々は彼のことを知っている。現時点ではこれ以上言うことはない」と、日本人MF獲得の可能性について言及を避けている。
また、移籍金について「日本では400万ユーロ(約6億8000万円)と報じられているが、実際はこれよりはるかに低い。およそ100万ユーロ(約1億7000万円)だ」とリポート。ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、同選手と鹿島の契約期間が2025年1月までであり、市場価値は150万ユーロ(約2億5000万円)であるという。
町田ゼルビア在籍時の2022シーズンに、90分平均のボール奪取回数でJ2リーグトップの20回をマークするなど、中盤でのボール奪取能力が高く評価されている佐野。鹿島でも移籍1年目の2023シーズンからレギュラーに定着すると、昨年11月の北中米W杯アジア次予選のミャンマー戦で日本代表デビューを飾っている。
ここまで順調なキャリアを歩んでいるだけに、今年冬にも海外移籍の可能性が。ドイツメディア『Liga-Zwel』は今年1月、DF板倉滉やFW福田師王所属のボルシアMGスカウト陣によるAFCアジアカップ視察や、ベルダー・ブレーメンからのオファーを報じていた。